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通巻14号 平成18年4月15日発行 |
私達には色んな個性があって、みんな違っています。
皆さんは『障がい』ということを考えた事がありますか?。
先天性(生まれつきのもの)、後天性(途中で事故や病気によって)、身体・知的・精神など、一言に『障がい』といっても様々なのですが、生まれてきた我が子が「他の子とちょっと違う」と感じたり、事故や病気で身体に何らかの変化が生じたりした時、皆さんはどう感じるのでしょう。
この「笑って泣いて素敵な笑顔」では、障がいがあるお子さんをお持ちのお母さんの手記・声をご紹介します。
1才すぎても、1才6ヶ月過ぎても言葉が増えない。出るのは、「まんま、ねんね、パパ」くらい。絵本も興味なし。(聞こえてる?)と思う位、呼んでも振り向かない。色んな事に興味を持つ長男とは全く違うなぁと感じながら、1才代は過ぎていきました。
2才になっても言葉は増えず、偏食やこだわりは増す一方。そこで、ゆうかり学園の言語訓練士の方の勧めで、久留米大学病院の山下先生を受診し、「軽い自閉傾向がありますね」と。2才2ヶ月の事です。
少し前から、育児書に載っている自閉症の箇所を見て、あてはまるなぁと感じてはいたものの、現実に言われた私は、泣きながら車の運転をして帰宅したのを憶えています。
間違いだったら…と思いました。
言葉が遅くてもいい。30分、いや1時間泣き続けてもいい。多動でもいいから、この病名が消えてしまえばいいのに…と強く思いました。しかし、自閉傾向の息子がいる。それが、現実なのです。
少しでも思い通りにならないと激しく泣き、私を噛みつき、それでも落ち着く事が出来ないと、自傷行為(頭を壁にぶつける、自分の手を噛む等)をする。こんな事は、しょっちゅうでした。
診断を受けて間もない頃は、「何で私だけ?私、障害児の親になるの?」と落ち込んだり泣いたり、心はボロボロでした。それでも前向きになれたのは、主人の理解だったかもしれません。パパが大好きだという事もあり、休みの日はよく面倒を見てくれました。お陰で、明日から又頑張ろうと思えたものです。更に、診断後通い始めた療養機関の先生のあたたかさや、同じく障害児を持つお母さんの強さ、明るさにも、本当に助けられました。
その後、親の私たちより少し遅れて、祖父母が息子の障害を受容。家族みんなが受け入れた時、ぐんと成長しました。
今まで目の前で「行ってきます」と言っても知らんぷりだったのが、視線を合わすようになりました。私をしっかり見つめ、「お母さん」と言ってくれるようになりました。名前を言えるようになりました。長男の時当たり前だった事が、これ程嬉しいものだったのかと、改めて実感させられた瞬間です。
そして保育園へ年少から入園。一粒も食べられなかった冷えたご飯とおかずを、一年かけてやっと食べられるようになりました。年中になると運動会、お遊戯会で上手に踊れるようになりました。もちろん、出来ない事は沢山ありますが、保育士さん達は、皆と比べず、出来る事を沢山ほめて下さいました。
現在5才。年長になりました。先生が変わり、クラスも変わりましたが、元気に保育園、コアラ園へ通っています。
ここまで成長したのも、関わってくれた先生、お友達のお陰。大変感謝しています。
そして、私たちより生活しづらいのに頑張った息子本人、家族、次男を授けてくれた神様、どうもありがとう。
これからも息子のペースで歩んでいくつもりです。あせらずいそがす、ゆっくりと…
今後は、専門の相談機関や施設などの紹介や、子育てのアドバイスなどもご紹介していきたいと思います。
皆さんのお宅で、お子さんの事でご相談や悩みごとがある場合は、お気軽にお問い合せ下さい。(℡0943-76-3977)