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通巻19号 平成18年9月15日発行 |
社協では、高齢者・障害者福祉だけでなく、子ども達を対象にした活動も行っており、福祉教育もその一環です。
福祉教育は、学校で子ども達が行う総合学習の一つと捉えられがちですが、社協ではそれだけが福祉教育とは考えていません。
地域での福祉教育を推進し、子どもからお父さん・お母さん、またおじいちゃんおばあちゃんにも、地域の事や福祉に関する情報を発信できる事が大切だと考えています。
今回の活動は、地域での活動を中心に、5回シリーズで夏休みに行いました。
参加者は市内の小・中・高校生を対象に募集をかけ、参加を希望した生徒さん7名です。
活動は、福岡市の九州盲導犬協会見学や、7名が住んでいる地域を探険し、「これは危ないな」と感じた所を、誰にとって危険なのか・どのような部分が危険なのか撮影・調査していきました。
活動中で、常に子ども達に感じて欲しいなと思ったのは、うきは市を見つめてみる事と、地区ごとの異なる地域性です。
私たちが住んでいるうきは市は一つですが、校区は11に分かれており、各地区によって地域性も様々です。
今回、吉井・浮羽両方に探険に向かったのですが、吉井町の子ども達は、浮羽町のある校区を見て、「危ない交差点なのに点滅信号が無い。」や「こんな急な坂を登っていくのはおじいちゃん・おばあちゃんには大変だ」と平坦な町との違いをとても感じていました。
また浮羽町の子ども達も、「自分たちの所に比べて坂も何にもない」「川がこんなに早く流れているのにガードレールもない」と自分たちの生活圏と比較して考えていました。
また、今回の活動の中で、浮羽の子ども達が「○○のおじさんがね…」や「□△おばさんがね…」と職員に話しかけていました。これは身内のおじさん・おばさんの話ではなく自分の住んでいる地区のおじさんやおばさんの話なのです。
この事を聴いた吉井町の子ども達は、「私たちは近所の方をそんなに知らないし、知っていても挨拶しかしないのに、すごいね。」と驚いていました。
これこそ、子ども達自身が実際に肌で感じた「違い」であったと思います。
今回の活動後、参加してくれた子どもの住む地域に、よりあいで伺った際、その子のおばあちゃんがよりあいに来ていました。おばあさんは、 「孫から福祉教育活動の時の写真を見せられ、色々と質問されましたが、私は詳しくないので教える事はできませんでした。後日、孫と一緒に近所の方に教えて貰って私も勉強になりました。この子の親も『大人も知らないことをしっかり勉強しているので感心しています』と言っていました。こんな風に、みんなで住んでいる地域の色んな話が出来る事はいいなと思いました。」とお話し下さいました。
そのお話しを聴いた時に、あの時の子ども達が、自分の分からない事を、家族や近所の方に積極的に質問した事を知り、大変よかったなと感じました。
こんな風に、これからも参加した子ども達が、学校の中もしくは家庭で、今回の活動を話したり、普段の生活の中でも学んだことを活かしてくれる事を大変期待しています。
参加してくれた7名の子ども達、本当にありがとうございました。