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通巻26号 平成19年4月16日発行 |
全国老人クラブ連合会の会報「全老連」に、千年校区上宮田老人クラブの活動が紹介されましたので、皆さまにもご紹介したいと思います。
私たちのクラブでは、平成15年11月に「上宮田の歴史を探る会」を結成しました。きっかけは、同年9月に千年校区老人クラブの企画部が計画した歴史探訪に、7、8名の者が参加し、郷土に埋もれていた遺産・遺物についていろいろと見学したり話を聞いたりしたことでした。これが大きな刺激となって、自分たちの郷土についても調べてみようということになり、会を結成することになったのです。
平成15年11月に第一回の会をもち、そこで会長・事務局長を決めた後、次のような内容のものを調査対象にしようと話し合いました。
●昔の上宮田の様子/●文化(八幡宮及び境内の建築物、絵馬、天満宮、観音堂、屋敷神、寺子屋と筆子塚、三つの寺等)/●農事(疎水工事、塚堂古墳の石室の蓋と封土の利用、昭和28年の大水害)/
●民族(八幡宮の祭、天満宮の祭り、その他の行事及び遊びの様子/
●人物伝/
●地名
これらのことについて内容ごとに役割を決めて調べることにしました。
以後、冊子が完成するまでに8回ほど会合を持ち、その他の進歩状況を報告し合ったり、現地に出かけていって墓石に刻まれた文を調べたり、郷土史会の人に古文書を解読してもらったりして学習を深めていきました。
こうした調査活動をしていく中で、今まで埋もれていた実態が次々に明らかになりました。今は廃れてしまった行事一つ思いおこしても、村中の人たち相集い、語り合い、助け合いながら強い絆が生まれていった背景がうかがえました。
こうしてできあがった冊子『上宮田の歴史を探る』は全戸に配布し、区民の方から大変喜ばれました。
歴史の本を上梓した翌年、平成17年に「歴史を探る」第二集として「上宮田の方言集」を作成することにしました。昔の行事や遊びを方言でつづってみると、その頃のことが懐かしく思い出され、方言は郷土の人たちの暮らしや感情と深く結びついてきたものだということも解ってきました。
しかし、この方言も若い人たち、特に子どもたちはほとんど知らないようです。おじいちゃんやおばあちゃんと生活する家庭が少なくなったことも要因のようです。
方言による遊びや行事を録音テープにとり、上宮田の歴史と共に文化祭で披露させてもらいました。村人たちの笑いと昔を懐かしむ声を聞きながら、心和むひとときを過ごすことができました。また、校区老人クラブの役員会や市老連の幹部研修会でも披露させていただきました。
さらにこの方言による行事や遊びを場面ごとに紙芝居に作り上げ、役を決めて発表会を持ちたいと考えました。
(中略)
こうした活動に取り組むことにより、郷土に対する認識も深まりました。これらのことを後世に伝えていくことで、子どもたちが郷土への関心や愛着を持つようになるのではないかと思っています。
校区老人クラブ副会長 国武 義人
この紙芝居は、3月23日のよりあいで初披露されました。今後もこの活動が続けられ、方言や昔ながらの行事といった大切な地域の遺産が、皆さんに伝えられていくことと思います。