社会福祉法人 うきは市社会福祉協議会 うきはししゃかいふくしきょうぎかい
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通巻45号 平成20年11月15日発行

『よりあい』の起こりとその意義を再考する

今や、うきは市の各地で盛んに取り組まれている「よりあい」。
ふくしのかわら版にも、「うちの区の取り組みを載せて欲しい」とたくさんの写真と感想などを頂きますが、何故に「よりあい」に取り組んでいるのか、市民の皆さんにご理解頂きたいと思い、「よりあい」の歩みと考え方をご紹介します。

民生委員の弁当配達から

昭和五十四年、高齢化社会の到来で老人クラブに、盛んにゲートボールが普及していった頃、一人暮らしの高齢者の生活、特に食事の問題がとりだたされ、現状を良く把握する民生委員と社協は、一人暮らし老人の食事サービスを問題提起し、翌昭和五十五年に同サービスが発足しました。
当時は、女性の民生委員が弁当を作り、男性の民生委員がそれを配達する配食サービスで、週一回届けられるお弁当を心待ちにする皆さんは、配達人の民生委員をつかまえては、誰もかれも、ゆっくり時間をとって身の上話をしたい様子でした。

話せる場を作ること

昭和六十二年より、現在のような給食配食サービスに変わり、一日二食(昼・夕)が、社協の調理員とボランティアによって配られますが、増加した対象者はやはり「誰かと話したい」という思いがあり、訪問活動する民生委員は、「私たちと点と点で繋がるだけではなく、みんなで話せる場ができないか」と、平成六年、社協の高齢者福祉部会でも問題提起され「ミニデイサービス」の検討が始まります。
翌平成七年から民生委員がそれぞれの地区で「よりあい」を始められました。

手作りの集まりで

当初の「よりあい」は、民生委員の活動として進められ、弁当配達時代からある「孤独感を感じさせない」「引きこもらせない」という想いをもって、欠席の方にも丁寧に声かけを行ったり、料理やお菓子をお裾分けしたりと、少し弱ってこられたお年寄り(老人クラブ活動などに参加できなくなってきた方)を中心に、参加者に無理のないペースで行われ、「会話」を大切にしてきました。

遊びや体操が増えて…

平成九年頃より、福祉委員や区内の有志による協力も増え、社協にはレクリエーションの遊具が整えられだし、また福祉レクリエーション講習会も盛んになりだすと、「よりあい」=「遊びのつどい」といったイメージになり、よりあいに取り組む区は、次第に増えていきました。
各区のプログラムは、遊びや体操中心となり、いずれも指導者が必要とされ、指導依頼も殺到。現在ではよりあいコーディネーターを養成し、それぞれの会場に派遣するようになりました。

今の「よりあい」課題は?

前ページの写真のように、参加者の笑顔の輪は広がっています。しかし、当初民生委員が考えられていた、少し弱ってこられたお年寄りの「会話」を中心に、「孤独感を感じさせない」「引きこもらせない」は置き去りにされていないでしょうか。
遊びの指導などで、活発な「よりあい」になるほど、明るく活発な雰囲気になりますが、そういうプログラムについて行けない人は、「迷惑をかけるから」といって、不参加とならないようにしたいのです。
また、かりに不参加になったとしても、「待ってますから、次は来て下さいね」という温かい声かけが欲しいのです。