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通巻5号平成17年7月15日発行 |
何だか得する様な気にさせる、『無料』とか『キャンペーン』といったうたい文句で、言葉巧みに話しかけてくるセールスマン。
あなたのお宅には、こんな人が訪ねてきたことはありませんか?
見ず知らずのこんなセールスマンは、本当に信用できる人なのでしょうか?
埼玉県富士見市で、認知症の高齢者姉妹が、複数の悪質リフォーム(住宅改修)業者にだまされて財産を失ったという記事は、皆さんの記憶にも新しいと思いますが、その事件以降、全国のあちこちで、1人暮らしや高齢者だけの世帯が同じような被害にあったとの記事が、次々に取り上げられています。
リフォームに限らず、悪質な訪問販売も後を絶たず、高額な不必要な商品を無理矢理契約させられたりするようなことも報告されています。
見るからに強面(こわもて)で、にらみつけて脅す様なセールスマン(右のイラストのような)なら、誰でも最初から警戒するかもしれませんが、普通の優しそうなお兄さんが訪ねてきて、「おばあちゃんお元気ですねー」と、何気ない会話で近づいてきたらどうでしょうか。
思わず話にのってしまい、いつの間にかセールス活動に引き込まれているかもしれません。
相手も、その道のプロですから、怪しまれずに近づく方法、うまく話にのせる方法、良く理解させないままに、知らず知らずのうちに契約させる方法を訓練しています。
それでは、どんな手口で契約に繋げていくのか、リフォームのセールスを例に検証していきます。
最初は、冒頭にも書きましたが「お宅の床下を点検させて下さい。今、キャンペーン期間中で無料点検中なんですよ!」という文句。
「無料なら点検してもらおうかな」と思いませんか?
そう思った方は、だまされる第一歩を踏み出しました。
床下や屋根裏は、私たちがのぞき込む事はなかなかありません。ですから、どんな風になっているのか分からないので、点検業者の言うがままを信じてしまいがちです。
「お宅の床下は湿気が多くて、柱の根本や梁(はり)が腐っています、床下換気扇を付けて鉄の支柱で補強する必要がありますよ。」
「最近地震が多いから、お宅も心配でしょう。ついでに耐震・免震補強をしておきましょう」
「床下にシロアリがいます、すぐに消毒しないと手遅れになりますよ」
と言われ、証拠写真を見せられたらどうでしょう。とても不安になりませんか?
でも、この不安にさせる事が相手の手口です。不安をあおって、すぐにでも契約しなければ危ない様なことを言ってきますのでご注意。
しかし、こんな場合も冷静になってみましょう。写真は別の場所で撮られた物かもしれませんし、わざとピントをぼかして腐っている様に見せたり、最も悪質な場合はシロアリを自分で持ち込んで撮影したりします。
本当に悪質です。
本当に不安ならば、信用のおける地元の知り合いの業者さんなどに再点検してもらうといいのではないでしょうか。
それから、手を打っても遅くはありません。
「今からうきは市で営業を展開していきたいので、お宅をご近所のモデル住宅として工事させて下さい。取り付け料などはサービスで、モデル特別料金で格安にします」
これだけ聞けば、
「よそより安いならお得よね」と思ってしまいませんか?
そう思った方は、だまされる第一歩を踏み出しました。
「特別」「格安」という言葉にだまされないで下さい。
無警戒なあなたのお宅がだましやすいので、特別に狙われています。
防衛策として、正規の工事費と比較してみるのも一つでしょう。
こんな時はちゃんとした、地元の業者さんに相談してみましょう。
地元の相談先は『福建労』
福岡県建設労働組合浮羽支部
℡0943(76)4778
お気軽にご相談下さい。
悪質な業者は、リフォーム業者だけではありません。色んな物売りもたくさん来ています。
実例を挙げれば、うきは市内のあるおじいさん(1人暮らしで認知症がある)のお宅に、メガネ売りの業者が訪問販売に来ました。
おじいさんは物忘れもひどく判断能力も乏しくなっており、簡単に契約します。また手元に現金がないことをしゃべります。すると、
「じゃあ、一緒に銀行に連れて行きますよ」と銀行に同行し、数千円のメガネを数万円で買わされました。
また、その際に通帳残額も見られていますので、その後もだまされ続けることになります。
その業者(というか詐欺師)は、数日ごとにおじいさんのお宅にやってきて、「この前のメガネの代金を受け取りに来ました。」と何度も何度も代金を請求します。
しかし、当の本人はお金を支払った事を忘れていますので、近所の民生委員が訪問し発見した時には、すでに数百万円が引き出されていました。
現在の法律では、こんな事件を事前に防ぐ有効な方法がなかなかありません。「成年後見制度」というものがありますが、後見人が付くまでに費用も時間もかかります。
そうであるから、日頃から隣近所の見守りや助けあい、情報交換というものが非常に重要に思えます。
だまされないために、自分がしっかりするのが第一ですが、加齢や障害で判断能力が衰えた方もおられます。その場合は、不審な情報などをすぐに相談機関へご連絡下さい。
お互いの連携で、お互いの生活を守っていきましょう!
【悪質商法の相談窓口】
うきは市役所商工観光課 : ℡77-2111(内線232)
浮羽町商工会 : ℡77-2239
久留米市消費生活センター: ℡ 0942-38-7777
福岡県消費生活センター : ℡ 092-632-0999