![]() |
通巻58号 平成21年12月15日発行 |
昨年みちのく山形で、戦後から福祉活動を続けられている大先輩と出会い、戦争直後の貧困から福祉活動が始まったことを聞いた。
先月、ご高齢の大先輩をお招きし、九州で講演会をおこない、再度お話しを伺ったあとで、鹿児島県の知覧を訪れた。
知覧では、特攻隊員が立ち寄って最後の別れをした「富屋」に行き、特攻の母富さんの意志を継ぐ、今のおかみの話を聞いた。
「国のためと信じて、自分を犠牲にし、生きたくても生きられなかった若者達の尊い命と、熱い想いを忘れないで欲しい」「戦争を美化するわけではなく、この散っていた命に報いるように、今の者達は平和を絶対に築くようにと」
みちのくの大先輩は、知覧に招集された第十二期生。戦後すぐは、なぜ自分は生き残ってしまったのかと、生きている自分を恥じ、生きる場所、目的を見失っていた。
しかし、時がたち、自分はみんなに生かされたのだと悟ったときに、みんなの命を守り、みんなの暮らしを守る仕事として、「福祉」の仕事を続けられている。
私は、そんな仕事ができているだろうか。涙が止まらなかった