福祉員かわら版

通巻10号:平成17年12月1日発行

二人暮らしは本当に大丈夫?

先月のニュースで、高齢者夫婦の心中事件が報道されました。

妻が認知症になり、夫が介護していたけれど、夫自身も体調を壊して病院通いをしていたとのこと。
子どもはなく、近所づきあいも苦手だったという老夫婦。
ご主人はしっかりした方で、死後の身辺整理も自ら進めていたらしく、近所からはおそらく「あそこはご主人がしっかりしているから大丈夫」という見られ方をしていたのではないでしょうか。

一人暮らしの方は、「一人で大変そうだから」と、近所も気にかけていただくかもしれませんが、二人暮らしの場合は、どちらかがしっかりした方なら、見過ごされる事が多いのではないでしょうか。

こういう報道を聞くと、二人暮らしも一人暮らし同様に、日頃から気にかける必要があるようです。
生活の不安は、加齢によって身体の動きが鈍くなったり、病気によって入退院を繰り返す様になるとより一層高まり、さらに他の家族が近くにいないと、切羽詰まった心理状態になるのでしょう。
そんな生活の不安を少しでも和らげてあげられるのは、遠くの親戚より近くの他人である、ご近所の方々のちょっとした温かい一声なのかもしれません。

声かけの効果は他にも

先日、悪質リフォーム防止のための研修を受けましたが、悪質業者は高齢者のみの世帯などを物色し、〝いいひと〟を装って近づき、誰にも相談させずに、「今契約してくれれば安くできる」などといって、何千万何百万という高額な契約を無理矢理でも取り付けていきます。

基本的に、悩む、考える、相談するということをさせず、即日契約を迫る業者は間違いなく悪質な業者(詐欺師)ですから、近所でお互いに相談でき、一緒に話を聞いてくれ、一緒に断ってくれるような関係作りが有効だということでした。

日頃からの声かけは、知らない人の出入りや、見知らぬ商品があるとか、いきなり工事が始まったということは分かりうるでしょうし、その他生活で困っている事も気兼ねなく言い合える関係ができれば、色んな被害の何よりの予防になるし、声かけは安心生活の要になります。

歳末たすけあい活動でこんな事をしていただいたら喜ばれるのでは

12月は「歳末たすけあい活動」の時期です。
うきは市民の皆さまには、歳末たすけあい募金のご協力を頂きますが、これは、特に年末年始にかけて支援が必要であったり、高齢や障害、生活困窮などで困っている方がいれば、温かく新年を迎えられるようにお見舞いさせて頂いたりするもので、市民皆さまにご協力の呼びかけを行っています。
福祉委員の皆さまには、もう一歩進んでいただいて、具体的な活動への協力も毎年お願いしております。

「歳末お見舞い活動」

その一つは、歳末のお見舞い活動です。 皆さんの区の方で、長期に入所、入院されている方に、福祉委員さんをはじめ区長、分館長、民生委員などで訪問して、「お元気ですか」とお見舞いします。

その際、お見舞い品が何かあったらと言う場合は、各地区のふれあいセンターもしくは社協にご相談下さい。

「お正月用品買い出し支援活動」

お正月には、おせち料理の材料買い出しや、お飾り用品の準備などで買い物に行く事が多いと思いますが、一人暮らしで車に乗れない方にとっては、買い出しなどもままならない事だと思います。そこで、福祉委員の皆さんにご協力頂いて、買い出しの代行をするなり、近所の方を一緒に買い物に連れて行くなり出来ないでしょうか。

「家屋補修や大掃除手伝い」

年末大掃除の際に、高齢者の一人暮らしでは出来ないようなこともあります。
大きなゴミ出しや、ちょっとした小修理など、「何か手伝う事ないねー」と一声かけて、みていただけないでしょうか。

この他、地区のふれあいセンターでは、餅つきをして配ったり、年賀状をお送りしたりしているところもあります。

皆さんも、ご近所の方々が、温かく新年を迎えられる様な取り組みを考えて、実践してみて、「大変喜ばれました!」という情報をお教え下さい。