福祉員かわら版

通巻108号:平成26年2月1日発行

認知症の方に寄り添う

写真:『まちでみんなで』の記事…「西日本新聞社提供」2014年1月23日 朝刊より

うきは市内には、在宅で高齢者等を介護されている家族の会があります。

去る1月16日、在宅介護者の会「コスモスの会」の会員の皆さんと福岡県社会福祉協議会が開催している認知症疑似体験を体験してきました。

現在、全国で認知症高齢者462万人程いるといわれているそうです。 認知症といっても、脳が萎縮するアルツハイマー病などが原因となる認知症や脳梗塞等が原因となる脳血管性認知症など様々な種類があります。
認知症疑似体験では、このような種類や症状などを勉強していきます。

認知症による行動の一つに、方向感覚の見当識障害により、自分が今どこにいるのか分からなくなり、自宅に帰るといった行動を取るが、目的を計画通りに行う実行機能も障害されているので、目的地に着くことなく、結果的に見当違いな方向に歩いて行く行動が生じる『徘徊』があり、そんな徘徊をする高齢者の方が、どのような気持ちなのか、また家族だったら、どのようなサポートが必要なのかというようなことを徘徊をする高齢者の目線で撮られた映像を見ながら考えました。
参加された皆さんからは、「徘徊する方が家から出てしまったことに気づけるように玄関ドアにベルが鳴るようにしてはどうか。」「パジャマにスリッパ姿で外に出ている場合もあり、そのような時は、明らかに異変があるので、気づいた人は声を掛ける。」「近所の方に、事前に徘徊をする可能性があるということを話しておくと見つけた方が声を掛けたり、家族に教えてくれる」など実体験も交えて様々な意見がでました。 そして、徘徊をする高齢者の気持ちとしては、生家に帰りたいと思っていたり、通い慣れたデイサービスに行っているつもりだったり、行動には意味があるのだろうと高齢者の気持ちを考えるきっかけにもなりました。

在宅で介護をされていると、その家族は多くの悩みを持っています。地域の皆さんに介護のことや認知症のことを理解してくれていると助かるので、今回のような講座を積極的に受けて欲しいという意見が出ました。

現在、もし、このような講座がある時は、地域の皆さんにも参加していただきたいなと思います。 さて、そのような中、平成26年1月23日の西日本新聞に上記のような記事が掲載されていました。
『行動の奥の「心」に気づいて』というフレーズがあります。
その行動には何らかの理由が隠れています。行動だけに目を向けるのではなく、その方がどのような気持ちなのかを考えてみてください。

なお、在宅介護者の会「コスモスの会」は、月1回程度定例会を開催しています。ただ、集まるだけではなく、介護食や介護の方法などを講師を呼んで学んだりしています。 もし、コスモスの会に興味のある方がいましたら、一度、参加してみませんか?

うきは市社会福祉協議会に連絡していただければ、詳しい活動の内容や次回活動日等をお知らせ致します。

【問い合わせ先】
うきは市社会福祉協議会 0943-76-3977