福祉員かわら版

通巻11号:平成18年1月1日発行

新年あけましておめでとうございます

福祉委員の皆さまには、旧年中地域の福祉活動推進につきましてご尽力いただき、誠にありがとうございました。
  本年も、地域の皆さまの福祉委員として、誰もが暮らしやすい区づくりの活動にご活躍され、益々ご健勝であられますことをお祈り申し上げます。

個人情報の保護と個別の福祉活動

平成15年5月30日より「個人情報の保護に関する法律」が施行され、最近ではかなり浸透してきたのか、あちこちで「プライバシー、プライバシー」という言葉が聞かれるようになりました。

時を合わせるように、ここ数年は自然災害(地震、台風、洪水、津波)が全国各地で頻発し、私たちの生活を脅かしています。そして、、犠牲となるのは、1人暮らしや老夫婦の高齢者などというケースが多いようです。

各自治体でも、自然災害に対して予防防災を呼びかけて、地域住民に〝備えあれば憂いなし〟を推進していこうとしていますが、皆さん個人の防災対策は、皆さんの住んでいる地区の取り組みは、果たして目に見えて進んでいるでしょうか。

日頃の見守りの意味

うきは市社協では、福祉委員の皆さまに、地域の高齢者の方(特に気になる方)への、声かけ安否確認をお願いしておりますが、これは防災対策の一環でもあります。(悪質業者対策や状態急変時の緊急対応もありますが)
〝どういう状態の方がどこにおられるのかを把握する。〟これは、個人情報の保護という観点では、「他人が知っておいていいのか」というご批判もあるかもしれませんが、地域で安心して暮らすためには、とても重要な情報だと考えます。

こんな時はどうなのか

これは、大雨のために土砂崩れに見舞われて、家屋が倒壊した現場の様子ですが、人命に関わる被害を食い止めるために、地域でできることがあったと思われます。 家主の状態を知っていれば、もしこの家の住人が独居高齢者ならば、事前に緊急避難場所を案内し移動させるとかできるでしょう。
また、左の写真の様になることはありませんが、雪の多い地方では、雪下ろしでケガをするとか、高齢で雪下ろしが出来ずに、家が押しつぶされて亡くなるとか、悲惨な事故も起こりえますが、個人の情報が地域で把握出来ていれば、何らかの手伝いをするなり、危険を予測して避難誘導するなりの方策が必ず取れるはずです。

心ある地域では情報を共有したい

ここでは、個人情報と高齢者の保護のことを紹介しましたが、個人情報は、何も高齢者だけの事ではありません。
近くに小さな子どもがいれば、地域みんなで子どもを育て守っていかなければいけないでしょうし、障害の方がおられれば、色々な手助けも必要に応じて支援することがあるでしょう。そのためには、近所の住民が誰なのか、今どんな状況なのか気配り、目配り、心配りしておくことは必要かと思います。
うきは市は、まだまだ隣近所づきあいが濃い〝ムラ〟社会ですし、うきは市の良さは、地域で助け合える環境があることだと感じています。
一部では「プライバシー、プライバシー」といって、家族以外の他人は関係ない、関わりたくない、どうなろうが知った事じゃない、という方も居られるかもしれませんが、そのようなあまりに寂しい感性ではなく、やはりみんなが安心して生活するために、みんなが知り合って、自然と協力できるまちづくりを、今年も進めていただきたいと思います。

福祉委員の皆さまのご協力を、よろしくお願い致します。

歳末活動で喜びの声が

昨年末には、歳末たすけあい活動の一環で、福祉委員の皆さまに高齢者世帯(独居、老夫婦)、寝たきりの方の世帯などに訪問していただき、誠にありがとうございました。
訪問を終えた福祉委員の方からは、「訪問して声かけしたら、大変喜ばれました。」との報告が寄せられています。寒くて人恋しい時期でもありますから、当事者の方は本当に喜ばれたのではないかと、想像できます。
喜びの声の反面、こういう事も報告されましたのでお知らせします。

訪問先で具合が悪い方を発見し緊急対応

1人暮らしのある方を訪問すると、2~3日体調を壊して休んでありました。
もともと内臓の調子も悪いらしく、食事もきちんと取れておらず、横になり休んでいる状況を見て、社協へすぐに連絡頂きました。
その方は、一人暮らしであり、訪問して支援をしておられる知人はいるものの、ちょうど連休中で外されていた様子で、本人はどこに連絡をして良いか分からず困っていた様です。
福祉委員さんが、訪問を終え社協へ来られ、この状況をすぐに伝えて頂いたお陰で、関係機関へ連絡し即対応(入院)することが出来ました。
知人もその後本人宅に来られ、いつもと違う様子を見て相談しようかと思っていたとのことでした。

交流行事等が行われていたら、写真や情報をお寄せ下さい

お正月、各区で「鬼火たき」や「もぐら打ち」など特に子どもたちと高齢者、地域の皆さんとの交流活動が行われておりましたら、その雰囲気が出ている写真と情報をご提供下さい。「ふくしのかわら版」にて掲載させて頂きたいと思います。ご協力お願い致します。

《編集後記》
昨年末に、市内で家屋の全焼火災がありました。この寒い中、家を無くされた方は大変お気の毒だとお見舞い申し上げます。社会福祉協議会では、このような罹災者の方に、お見舞い金もしくは寝具一式を提供しますが、これは皆さんの共同募金が活かされています。日頃の協力が確実に支えになっています。