福祉員かわら版

通巻120号:平成27年3月1日発行

オレオレ詐欺など「特殊詐欺」の被害額が559億円(平成26年)

平成26年の振り込め詐欺などの被害総額が500億円を越え、3年連続で過去最悪を更新。平成25年より、被害額が70億円増加し深刻な状況が続いています。
手口は「架空請求」が前年より7割以上増えています、現金の受け渡し方法としては、被害者に現金を郵便(レターパック等)や宅配便で、送らせる「現金送付型」が急増し全体の約4割を占めています。

※1件あたりの被害額(平均)は約738万円。

1日平均で約310人が被害に遭い、約1億5300万円が騙し取られています。被害金額においては、窃盗や強盗、横領などの全財産犯(約1130億円)の49.5%を占めています。

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、先日西日本新聞2月21日号に福岡県内で「おれおれ詐欺」の被害が続発し、うきは市の方も被害にあった記事が掲載されておりましたので、記事をお知らせします。

おれおれ詐欺電話30件超 福岡県内、5日間で
西日本新聞の記事より
福岡県警は20日、息子などを装う「おれおれ詐欺」の電話が16日以降の5日間に県内で三十数件相次ぎ、このうち6件で少なくとも約1300万円の被害が確認されたと発表した。風邪を装って声が違うことをごまかし、県外に呼び出して現金を受け取る手口などに共通点があることから、同一グループによる犯行の可能性があるとみている。
 県警によると、久留米市の女性(75)は18日に「インフルエンザにかかった」と長男を名乗る男から電話があった。19日朝、同じ男から「会社の金を使い込み、500万円が必要だ」と再び電話があり、女性は指示された通り、飛行機で上京。都内の駅で弁護士を名乗る男に500万円を手渡してしまったという。
同様の手口による被害は、都内に呼び出されたうきは市の女性(81)が500万円▽山口県の駅に呼び出された北九州市の女性(79)が200万円−と連続して発生。田川市の女性(70)は指定された口座に100万円を振り込んだ。
県警によると、犯人は息子などをかたり「同僚を妊娠させ、示談金が必要」「会社を首になる」と告げて動揺を誘っていた。中には息子の実名や、被害者の携帯電話番号を知っていたケースもあり、何らかの名簿に基づき電話をかけた疑いもあるという(記者:山口新太郎)

写真:「西日本新聞提供」2015年2月21日の記事より

特殊詐欺ってなに?

特殊詐欺とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく欺まし、指定した預貯金口座への振込みその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(現金等を脅し取る恐喝も含む。)の総称であり、その代表的なものが①振り込め詐欺(おれおれ詐欺)②架空請求詐欺〈注1〉③融資保証金詐欺〈注2〉及び還付金等詐欺〈注3〉です。

さらに、近年、未公開株・社債や外国通貨等の売買勧誘をめぐる詐欺等、従来の振り込め詐欺の類型には該当しない特殊詐欺が全国的に多発し、多額の被害が発生しています。また、今後「東京オリンピック」に絡んだ詐欺にも注意が必要です。

注1:
架空の事実を口実に金品を請求する文書を送付して、指定した預貯金口座に現金を振り込ませるなどの手口による詐欺
注2:
融資を受けるための保証金の名目で、指定した預貯金口座に現金を振り込ませるなどの手口による詐欺
注3:
市区町村の職員等を装い、医療費の還付等に必要な手続を装って現金自動預払機(ATM)を操作させて口座間送金により振り込ませる手口による電子計算機使用詐欺(平成18年6月に初めて認知された。)

特殊詐欺の被害者状況及び検挙率

平成26年の特殊詐欺の確認件数は1万3371件。うち、65歳以上の高齢者が78%を占める。

◆特殊詐欺の被害者(65歳未満)

男性:1211人、女性:1502人
法人など:118

検挙の状況

摘発人数は2010年以降4年連続で増加し、2014年は1990人(前年比12.2増)。しかし現金受取役の「受け子」の摘発が5割以上を占め、主犯格などは3.7%にとどまっています。

このように身近な詐欺は、『イタチごっこ』の様に巧妙になりながら発生しています。対策としては、留守番電話機能を上手に使う、すぐにお金を動かさず、事実確認と身近な人や公的機関に相談するなどの対策をお願いします。

【問合せ先】
うきは市社会福祉協議会 吉井事務所
電話:0943-76-3996