福祉員かわら版

通巻124号:平成27年8月1日発行

無関心をなくしたい

生きていく上で、人との関わりは必要不可欠です。しかし、様々な理由から、人と距離を置いてしまう場合もあるかと思います。またちょっとした誤解から人と距離を置くことになってしまっている人もいるかもしれません。しかし、一時的に一人になるのは耐えうるかも知れませんが、長期間になると孤独に苦しんでいるのではないでしょうか?

人は誰かに支えられ、支えながら生きています。

福祉委員かわら版4月号(第122号)に「小座談会」の開催推進のお願いを記載していました。早い所では、5月上旬から随時開催されています。主には、区長・分館長・福祉委員・担当の民生委員・社協職員とで、区の福祉的な問題を話しています。区の状況を確認し、これまで気づかなかったことは、これからの見守り活動等に繋げて欲しいのです。まずは気づかなければ何も始まりません。

小座談会で話を伺う中で、「区の高齢者の状況を皆さんよく把握している。」「以前に比べ、認知症に関しての理解が深まっている。」と感じます。高齢者が増えているので、その中で高齢者の一人暮らしであったり、高齢者のみの世帯に対して、地域の見守りは本当に有難いです。

『福祉』というと『高齢者』や『障害者』のイメージが強い方もいるかも知れませんが、小座談会の中では高齢者のみならず、子どもさんのことであったり、空き家や危ない家屋がないか等も聞いています。

高齢者の問題への関心は高いと思いますが、「50代~60代の一人暮らしの方」が地域に意外といます。地域の方からも「あの人は、まだ若いから…」と言われる事が多いです。

現代の65歳以下に生じる新しい課題

「孤独死対策」で、全国から先進的な取り組みをしていると注目されている千葉県松戸市常盤平団地があります。

元々働き盛りの時に団地に住みはじめ、そのまま歳を重ねていった世帯が多く、その後子どもは独立し、現状として高齢者が多くなった地域かと思います。これまで地域の関係が希薄であった事、高齢者が増えたことで、地域の見守り活動や社会啓発に努めていく中で「孤独死対策」に取り組まれています。

見守りのおかげで、孤独死で亡くなる方は少なくなりましたが、それでも後を絶たないそうです。その中で、発見までに1週間が経過した50代男性の孤独死がありました。その当時の見守り活動は、原則65歳以上の高齢者であったため、見守り対象から外れていた。また亡くなった方は、1年前に団地に引っ越してきたため、近所に知り合いもおらず、外部との交流も全くなかった。

亡くなった後にわかったこととして、離婚後一人暮らしをし、貯金を切り崩して細々と暮らしていた。5年前に会ったきょうだいから偶然電話があったが、何回かけても反応がなかったため、きょうだいが鍵屋さんに連絡したことで、発見されたそうです。

男性で50代といえば働き盛り。勤めていれば、会社を通じて異変に気づいたかも知れません。また趣味や地域活動をしていない限り、社会とのつながりは希薄になりやすいです。

これは一つの事例ですが、生活する上で『福祉』の問題は多岐に渡ります。

みんなが幸せに暮らせるまちになるように、一部の人だけで福祉の活動をするのではなく、皆でできたら、もっと素敵なうきは市になっていくのではないでしょうか。

日本人の特徴

外国人から見た日本人の特徴は下記の通りだそうです。

  1. 過度に集団行動を好む
  2. 礼儀正しくきちんと挨拶をする
  3. 秩序にこだわる
  4. 綺麗好き
  5. 美意識が高い
  6. 仕事が丁寧
  7. 時間や約束を守る
  8. 自己主張や自己表現が下手。逆に、それが奥ゆかしく、日本人の美徳にもなり得る
  9. 治安が良く、災害時でも冷静。但し危機管理が甘いことも事実
  10. 細部までこだわる(例:整理整頓、ギフト包装など)
  11. 創造性に溢れている(例:アニメやオタク文化など)
  12. 宗教対立がなく、テロもない
  13. 貯金が好きで、倹約意識が高い(「勿体無い」という言葉に象徴される)

標記されている1~13は、あくまで外国人から見た日本人の特徴ですので、日本人のすべてがこれに該当するとは言えませんが、思い当たるふしは多々あると思います。

助けてを言える社会に…

日本人の特徴は、いいイメージが多いですが、⑧の『自己主張や自己表現が下手。奥ゆかしく、美徳。』は、困ったときに『助けて』が言えないことに繋がることも考えられます。

小座談会の中でも「あそこの家は○○で困っているだろうけど、本人や家族から何も言わないから…」や「言ってもらえたら何か手伝えると思うんだけど…」との意見も挙がってきています。

今は、福祉委員さん方達は支援をする立場ですが、みんな歳を重ねます。いつか支援をしてもらう側になるかもしれません。「なるべく迷惑を掛けないようにしたい。」と誰もが考えると思いますが、『お互い様』として、今から互いに困った時には「助けて」を言える地域になって欲しいです。

【問合せ先】
うきは市社会福祉協議会 吉井事務所
電話:0943-76-3996