福祉員かわら版

通巻126号:平成27年10月1日発行

お金と上手に付き合えていますか?

社協では、家計が一時的に困った場合に、お手伝いをする貸付事業を行っています。福祉の貸付ですが、実際にお金を貸付できるまでには「申込」→「審査」→「正式契約」の手続きが必要ですので、相談に来て、その日のうちに貸付が出来るわけではありません。

社協にお金の件で相談に来ることは、容易なことではないと思います。やむ得ず相談されるかと思いますが、相談に来てすぐに借りられないとわかると「ならいいです。」と帰られる方もいらっしゃいます。

相談に来られた際には、家計の状況を詳しくお話を伺いますが、最近特に強く感じるのは『収支のバランスが合っていない人が多い』という点です。

社協には、貸付制度しかありません。給付ではありませんので、返済見込みのない方には貸付が出来ません。貸付を行って、その時は助かったとしても、返済が出来なければ、負債を負うことにしかならないからです。

貸付に繋がらない場合には、代わって「生活再建を一緒に考えましょう。」と提案しています。しかし、「結局お金を貸してくれないんでしょ。」と、帰られる方もいます。

先ほど「収支のバランスが合っていない人が多い。」と記載していました。収支のバランスとは単純に、収入と支出を比べて、明らかに支出が多く、マイナスになっているならば、生計が成り立っているとは言えません。ただ、マイナスが一時的であったり、預貯金があり、それで補えているのであればまだいいのですが、最近の相談では、毎月が破綻している状況を借金で補っているという場合が多く見られます。

収入には、給与(農業所得含む)・年金・給付等があり、収入の種類は、ひと昔前と比較してそんなに増えていないと思います。

しかし支出は、携帯代やインターネットにかかる経費、月々のクレジットの返済…と、「モノ」が増え便利になったと共に支出の種類も増えています。

また、昔は親との同居が当たり前だったのですが、子と孫のみの核家族世帯も増えています。別に住むということは、住宅費の外に一世帯分の水道光熱費なども当然発生します。うきは市でも、アパートなどを借りるには、最低でも4万円近くかかります。新しいアパートであれば、6万円近くかかるのが相場の様です。

もちろん、誰しも家計が破綻するつもりで生活を始めるわけではないのですが、失業や疾病など、不測の事態が重なったことで、家計が苦しくなることもあります。しかし、それまでの生活スタイルを上手に変えることが出来ず、気づくと生活に必要な公共料金の支払いが滞ったり、生活費のために借入れていた負債の返済が困難になり、どうにもできなくなった状況で相談に見えられるようです。

ここで改めて、うきは市社協が取り扱っている貸付事業を紹介します。

資金貸付事業

■生活福祉資金(県社協受託)

  1. 総合支援資金
  2. 福祉資金
  3. 教育支援資金
  4. 不動産担保型生活資金

※資金に応じて、書類の整備など異なります。手続きに約1ヶ月ほど要しますので、早めにご相談ください。まずは、お住まいの担当民生委員にご相談ください。

■援護資金貸付(うきは市社協独自)

一時的な生活費の貸付です。負債を補うための貸付は出来ません。連帯保証人さんが必要となります。貸付できる金額は、10万円程度です。まずは、お住まいの担当民生委員にご相談ください。

■育英奨学資金貸与(うきは市社協独自)

市内中学校からの推薦を経て、高等学校の学費3年間(月額1万6千円)を貸付します。

社協では貸付以外にも生活に困っている方への支援として、様々な取り組みをしていますのでご紹介します。

生活困窮者自立支援事業(市受託事業)

生活保護に至る前の段階から、早期に支援をさせて頂くことにより、生活困窮状態からの早期自立を支援するために行っています。

■自立相談支援事業

相談者世帯の抱えている課題を確認・分析し、その世帯に応じた支援が、計画的・継続的に行われるように、関係機関と連絡を取りながら、相談世帯と共に自立に向けて考えます。

■就労準備支援事業等

一般就労に向けて、知識や技能を修得するための訓練を行います。

■家計相談支援事業

家計収支の課題について、家計表などの作成を行いながら、家計の建て直しを一緒に考えます。

■子どもの学習支援事業

中学生を対象とした、学習の支援や保護者へ、進学へのアドバイスを行います。

福祉サービス利用援助事業(市補助事業)

高齢になったり、障害をお持ちの方でも、お金に関わる問題に対して、地域で安心して生活できる様に、側面から支援し、権利を守るために行っています。

■福祉サービス利用援助事業・金銭管理サービス・保管サービス

自身で福祉のサービスの契約を行うことが難しくなった方のお手伝いや、金融機関からのお金の出し入れのお手伝い、通帳や印鑑の保管を行います。
※このサービスは契約が必要となります。また、サービスは有料です。

まずは、ご相談ください。
早めの相談が、困っている生活から抜け出す第一歩になると考えます。もし、皆さんの周りに家計のやりくりで困ってらっしゃる方がいらっしゃったら、社協へ相談してみることをおすすめ下さい。相談者と一緒に考えます。

ご存知ですか?よりあいコーディネーター

よりあいを開催する際「今度は何をしょうかな?」「たまにはお茶のみ話し以外で、楽しいこと出来ないかな…?」と悩んだことはありませんか?

そんな時の強い味方が、よりあいコーディネーターです。

よりあいコーディネーターは、よりあいに訪問し、レクリエーションやゲームを行うことで、楽しい時間を過ごしていただくお手伝いをしています。

この夏、よりあいコーディネーターの養成講座を開催し、お手伝いさせていただく、新たなメンバーが増えました。

現在、よりあいデビューのために、実際に「よりあい」がどんなものなのかを見学させていただく機会の設定を計画しています。皆様の区にも見学のお願いをすることがあるかと思いますので、その際には是非ご協力をお願い致します。

【問合せ先】
うきは市社会福祉協議会 吉井事務所
電話:0943-76-3996