福祉員かわら版

通巻135号:平成28年8月1日発行

6月・7月と大雨の日が続くこともあり、河川の増水や土砂災害を心配された方もいらっしゃったのではないでしょうか?
今月号では、災害時の地域での備えについて書かせていただきたいと思います。

近年色々な場所で、災害が発生しています

うきは市でも甚大な被害が出た九州北部豪雨(平成24年7月14日)から4年が経ちました。
下記の図は近年の災害の一部を抜粋したものです。ニュースや新聞等でも大きく取り上げられたものばかりですので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。地震・台風・大雨と災害の種類は違えど、毎年大規模災害が日本のどこかで起こっています。

近年の災害(一部抜粋)

2011年3月11日
東日本大震災
2012年7月14日
九州北部豪雨
2013年7月
山口豪雨災害
2013年9月
台風18号
※京都府で役3500棟が浸水
2013年10月
台風26号
※伊豆大島で土石流が発生 死者40名 重軽傷者140名
2014年8月
広島豪雨災害
2014年9月
御嶽山噴火
※死者58名
2015年9月
台風18号
※茨城県常総市で、鬼怒川反乱により1万棟以上が浸水
2016年4月14日・4月16日 熊本大地震

災害ボランティアセンターってなぁに?

災害が起こった際、市町村からの要請により立ち上がるのが災害ボランティアセンターです。
今回の熊本地震でもメディア等で取り上げられる機会が多くご存じの方も多いのではないでしょうか。

災害ボランティアセンターでは、被災された方の「こんなことをボランティア方のに手伝ってもらいたい。」という声とボランティアの「被災された方や被災地の為になにか活動したい!」という声をつなぎ、被災された方の生活再建のお手伝いをする役割を担っています。

では、この災害ボランティアセンターのどこが設置・運営しているかご存じでしょうか?
実は・・・運営しているのは被災地の社会福祉協議会です。九州北部豪雨の際はうきは市社会福祉協議会も災害ボランティアセンターを設置・運営しました。

しかし、災害ボランティアセンターの運営は通常の業務と並行して行うため、現地の職員だけでは足りず、他市町村の社協からの応援も受けながら運営しています。
今回、益城町の災害ボランティアセンターの運営支援に入らせていただきましたが、大きな道路の両側には傾いて今にも倒れそうな家屋や店舗が何メートルも続き、路地に入ると全壊の家屋や相次ぐ余震で潰れてしまった家屋など、想像を絶する光景が広がっていました。

現地の社協の職員の方とお話する機会があったのですが、その中で教えていただいたことがあります。
今回の地震で区民の安否確認がスムーズにいった行政区と時間がかかった行政区ではかなりの差があったそうです。
いつ起こるか分からない大規模災害。平常時からの備えや関係作りが大切だと改めて感じました。
では、災害時に見守りや気に掛ける必要がある人とはどんな人でしょうか?
一人暮しの高齢者や高齢者のみの世帯・障がい当事者の方・ひきこもり当事者の方・妊娠中のお母さん・怪我をしている方・・・挙げていけばキリがありません。
もしかしたら、特定の方のみを見守る・気にかけるというよりも、全ての方がお互いに気にかける関係ができるのが一番なのかもしれません。

普段のつながりがあるからこそ・・・

災害時やそれ以外の場合に、皆さんが「困った。」と言える相手はどんな相手ですか?

家族かもしれませんし、ご友人の方かもしれませんし、ご近所さんかもしれません。いずれにしても共通しているのは、普段の関係がある。「普段の私(あなた)を知っている。」ではないでしょうか。普段の姿・関係があるからこそ「困った。」が言える。また、「困っているんじゃないかな?」と思うのではないでしょうか。災害への備えは、平常時の見守りの延長線上にあるのかもしれません。

しかし、災害はいつ起こるかわかりませんし、区の役の方(区長さん・福祉委員さん・民生委員さん等)だけが被災しないということはありえません。当然のことながら、一部の区の役の方だけでは、避難誘導や安否確認をすることも到底できません。

災害時、電気が停まる可能性、道路が寸断される可能性だってあります。だからこそ、区全体で備える必要があるのかもしれません。

ある区では避難訓練を実施し、家族全員避難したお宅は、玄関に目印を置くという取り決めをしたそうです。
みなさんの区ではいかがでしょうか?
・避難所の場所は区全体で確認されていますか?
・区内に災害危険箇所はありませんか?
・避難所までの道は安全ですか?

「災害は忘れたころにやってくる・・・」普段からの備えをよろしくお願いします。