福祉員かわら版

通巻138号:平成28年11月1日発行

日中はぽかぽか陽気で心地いいものの、朝夕は肌寒く、秋を感じるところではありますが、体調など崩されていませんでしょうか?

先月、ある区の福祉会が行った区民を対象とした勉強会で消費生活センターの方から訪問詐欺や悪質商法についてお話をしていただきました。

今月号では、その内容を一部ご紹介したいと思います。

詐欺はカタチを変えて・・・

詐欺と言えば有名なのが、家族になりすましてお金を振り込ませる「オレオレ詐欺」ですが、その他にも有料サイトの情報料が未納などと、はがきやメールを送りつけ、ありもしない料金を請求する「架空請求詐欺」、多重債務などの一本化を謳い、高額融資をだしに実際には融資をせずに保証金等を要求する「融資保証金詐欺」、公的機関の職員を装い、還付金・給付金があると偽りATMの操作を指示してお金をだまし取る「還付金詐欺」など詐欺はカタチを変えながら私達を狙っています。

特に還付金詐欺については、うきは市内でも昨年電話があった・被害に遭いそうになったという方もおられ、防災無線などで注意喚起がなされたことでご存じの方も多いのではないでしょうか。
※この時期は社協から地域の役員さん宅にお電話した際、詐欺の電話と勘違いされ、電話を切られることも度々ありました。

更に今年4月に発生した熊本地震に便乗した「名義貸し」や「義援金」詐欺、来年度から本格運用がはじまる「マイナンバー制度」を装った詐欺も発生しています。

被害に遭わないために・・・
被害に遭いやすい方はこんな方・・?

詐欺の電話にしても悪質訪問販売にしても、時間帯としては日中が多いことから、高齢者の方や主婦の方など日中自宅にいらっしゃる方が被害にあう傾向も高く、狙われやすいそうです。

その中でも、被害に遭いやすい方の傾向として下記のようなことを言われていました。

①警戒心が薄い

すぐに玄関を開けてしまう。
相手の話に乗ってしまう。

②気が弱い

はっきり「いりません。」と断れない。
相手の態度に恐怖心を持ってしまう。

③すぐに相手を信用してしまう

「点検は無料です。」
「役所から来ました。」
「役所からお電話しています。」
などという言葉や相手の身なりだけで信用してしまう。

④うまい話・儲け話に弱い

「必ず儲かる」などの話に「ちょっと聞いてみようかな。」といった、あいまいな態度をとってしまう。

⑤新しい制度の情報が届いていない

「規則で決まっている。」
「罰せられます。」など法律で決まっているかのようなことを言われた際に動揺してしまう。

どう対処したらいいの?

①すぐにドアを開けずにインターフォンなどで相手を確認する。

電話を受けた際は、「はい○○です。」など、自分から名前を名乗らない。
※名前が相手に分かってしまいます。

②服装や肩書で判断しない。

特に公的機関の職員が訪問又は電話でお金を請求することはありません。
※服装や肩書で騙された方も多いそうです。

③遠慮せずに「はっきり」断る。

※「考えておきます。」などのあいまいな返事の場合、しつこく訪問又は電話があることがあるため、「いりません。」とはっきり断りましょう。

④その場で決めない。おかしいと思ったら誰かに相談する。

⑤しつこい場合は警察に通報する。

他にも、電話の場合にはナンバーディスプレイや留守番電話を活用することも有効とのお話がありました。

また、参加者からは電話や業者が来ても「留守番に来ている者です。」「いま留守にしている。」と言って追い返しているなどのお話も出ていました。

上記のように様々な対処法をご紹介しましたが、本人の対処だけではなく、地域の見守りや声かけも重要となってきます。

区の集まりやよりあい、声掛け訪問時に詐欺の手口などを話題にすることで、注意喚起につながるだけでなく、もし被害に遭った際に相談しやすくなるということにもつながります。

実際に被害に遭った方で「相談するのが恥ずかしい。」「相談すると怒られる。」と思い、周りに相談できないという方がいらっしゃるのも事実です。未然に防ぐのが一番ですが、被害に遭った際でもすぐに相談できる・対応できる地域が必要なのかもしれません。

普段の顔の見える関係・気軽に話せる関係が相談できる地域へと変化していくのではないかと思います。

今後も見守りや声かけ活動、よりあいなど各区での活動よろしくお願いします。