福祉員かわら版

通巻149号:平成29年11月1日発行

詐欺が相次いでいます。

先日、うきは市社協へ1件の相談がありました。

「こういったハガキが来とるんやけどなんやろうか。身に覚えがない。」と下記の様なハガキを持参されました。

消費生活センターに確認したところ、それは、今年の3月末から全国的に送付されている架空請求のハガキだという事が判明しました。不安を煽りハガキに書いてある番号に電話を掛けさせ、訴訟を起こすと脅して金銭を要求する手口の様です。主に50~70歳の女性を狙った犯行との事でした。

今回の場合は相談者が不審に思ったので被害を未然に防ぐ事ができました。しかし、もっともらしい文章から不安に思い、ハガキに載っている番号に電話を掛けてしまうと、電話番号が漏洩してしまう上に、言葉巧みにお金を振り込む様、誘導されてしまいます。こういった被害を防ぐために、身に覚えのないハガキや通知は無視しましょう。また、不安に思った際は1人で悩まず、家族や知人、警察に相談しましょう。今回の件に関しては、電話さえしなければ詐欺被害を防ぐ事ができます。

様々な詐欺の手口と対策

近年、振り込め詐欺の手口は様々です。その時々で立場を変え、言葉巧みに相手を騙そうとしてきます。

では、振り込め詐欺はどの様な種類があるのでしょうか。

1.オレオレ詐欺

息子と語る者から電話があり、「事故を起こしてしまった。」「女性を妊娠させてしまった。」「今日中にお金が必要。」などと言った言葉で騙す方法です。また、警察官と語る者が「あなたの登録している金融機関に悪い職員がいる。お金を横領される可能性もあるので、今から伝える口座に移し替えた方が良い。」といった手口もあります。対策として、あわてず、必ず家族に事実確認をしましょう。また、家族同士の合い言葉を決めておくのもよいかもしれません。

2.架空請求詐欺

携帯電話に「有料サイトの未納金が発生しています。本日中に連絡しない場合、法的手続きに移行します。」といったメールを送信する方法です。前述したハガキでの詐欺も架空請求詐欺になります。対策として、絶対に電話をかけない事です。

3.融資保証詐欺 

メールやファックス等で、融資の案内を送り、問い合わせや申し込みをすると、言葉巧みに「保証金」「事務手数料」などといった名目でお金を騙し取る方法です。融資前にお金を振り込まなければいけないという事は絶対にありません。

4.還付金詐欺

市役所職員を語る者から電話があり、「保険料の払い戻しがある。」「まずは手数料を払う必要がある。」等と話し、ATMを指示通りに操作させ、お金を入金させる方法です。うきは市でも今年、還付金詐欺の被害が発生しています。
もし、電話を掛けながらATMを操作している高齢者を見かけたら、声をかけて確認をしましょう。

振り込め詐欺の対策としては他にも

  • 怪しい番号には電話しない。
  • 知らない番号には電話に出ない。
  • 自ら名を名乗らない。
  • 不審に思ったらきっぱりと断る。
  • 電話でのお金の話は常に不審に思い、電話後は必ず家族や知人、警察に相談する。

といった方法があります。

また、最近では、現金の振り込みを要求せず、
「同僚が取りに行く。」
「バイク便業者を向かわせる。」
などと言って自宅まで直接現金を取りに来る手口や、コンビニで電子マネーカード(プリペイドカード)を購入させ、そのIDを聞き取るなど新しい手口が発生しています。そういった話は全て詐欺ですので、必ず相談する様にしてください。

地域での情報共有をお願いします。

普段の見守りでの会話や区の常会等で、地域の皆さんと詐欺等についての情報共有を是非ともお願いします。注意喚起になる事はもちろん、防犯意識の強化や被害防止にも繋がります。また、事前に話をしておく事で、詐欺の電話が掛かってきた場合の相談もしやすくなるのではないかと思います。

被害を未然に防ぎ、誰もが安心して暮らせる地域づくりのためにも、日頃からの地域での関わり、気軽に話せる関係作りがとても大切になってくるのではないかと思います。

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