福祉員かわら版

通巻163号:平成31年2月1日発行

地域包括ケアシステムってなあに?

地域包括ケアシステムとは、高齢者の方がいつまでも元気で暮らせるよう健康寿命を伸ばし、また医療や介護が必要な状態になっても、最期まで地域において自分らしく生活出来るよう、医療、介護、住まい、生活支援・介護予防がおおむね30分以内の日常生活圏域(中学校区程度)で一体的に提供される仕組みです。

現在、この構築に向け、医療機関や介護施設、社会福祉法人、行政機関等様々な立場で準備が進められています。以前にもこの福祉委員かわら版で紹介させていただきましたし、数年前から耳にするようになった言葉ですので、聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

地域包括ケアシステム

  • 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制(地域包括ケアシステム)の構築を実現
  • 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要。
  • 人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少する町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差
  • 地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要。

※地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定

※地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定

地域包括ケアシステムと聞くと、一見、医療や介護、福祉など専門職の方が行うようなイメージですが、高齢化等により生じる課題は多岐にわたります。

写真:企業の生活支援の取り組み報告(うきは市全体の協議の場)

例えば移動手段や食の確保、空き家や耕作放棄地の増加への対策、支える人を支える仕組み作り(家族介護者への支援)も含まれます。

また、これらのこと以外についても、地域の課題をみなさんと一緒に考え、今後どのような地域でありたいかなどのご意見を踏まえながら、介護予防・生活支援・社会参加の活動の充実に向け、多様な主体(医療機関・企業・施設・地域・行政など)による多様なサービスが提供できるような体制を作っていくための定期的な話し合いを行う場として、うきは市では「協議の場」を設置しています。

協議の場とは?

「協議の場」はうきは市全体とうきは市をいくつかのエリアに分け、市民のみなさまとうきは市ならではの「介護予防・生活支援のあり方を地域で話し合う場」として設置していくものです。
※全国的には「協議体」という名称で設置が進められています。

写真:地域ごとの協議の場(かたらんね江南:江南地区)
写真:昨年11月より始まった東町区の公民館開放(御幸地区)

具体的には、市内にお住まいの方のたくさんのご参加を頂きたく、みなさんに身近な旧小学校区単位での勉強会、また協議の場を開催しております。

また、この勉強会や協議の場には「地域にお住まい」のみなさんをはじめ、関係団体、地域で活動している企業・商店、介護サービス事業所、社会福祉法人など「地域に関わる」みなさんにもご参画いただき、その地域ならではの活動や仕組み、支援サービスのあり方について話し合いを進めています。

その中では、身近な行政区や校区の話だけでなく、市全体を考えた話や、生活支援・介護予防・社会参加・居場所・移動等多岐に渡るご意見を頂いており、その中で地域にお住まいの方をはじめ、地域に関わる社会福祉法人や団体等の新たな取り組みや活動につながっております。

その一例として、介護施設による退院時の移動支援や自治協議会事業として健康教室や地域食堂の開催、行政区での新たな居場所活動として、公民館開放などの活動が始まっています。

また、「隣の区の事はなかなか知らなかったが、うちの区でも取り入れたい。」など、今ある活動を工夫されるようになったという事例もあり、「自分たちでできること」、「協力してほしいこと・企業や福祉施設として協力できること」など、地域に関わる様々な方が話し合うことで、たくさんのアイデアや気づきが生まれ、活動や取組等に結び付いています。

住み慣れた地域でこれからも生活していくためには、介護予防、居場所づくり、生きがいづくり、移動手段、医療、買いもの、見守り、生活支援など多くの要素がありますが、さらに細かく分けると、私達が暮らしていくために必要な要素は多岐にわたります。

だからこそ、暮らしのために必要なもので、今あるものや活動は活かしつつ、今はないが今後必要なものについては、新たに創り出したり、様々な人の協働によって取り組んでいく必要があります。

特に区長さんをはじめ福祉委員さん、民生委員さんは、日頃の活動等で様々なことを感じられているかと思います。現在、江南地区、御幸地区、大石地区、妹川地区で地域ごとの協議の場が開催されていますが、先月より、福富地区で協議の場づくりのための勉強会が開催されております。

今後お住まいの地区でも勉強会・協議の場が開催される予定ですので、ぜひご参加いただき、みなさんが活動を通して感じられたことや、地域に必要な活動や仕組みなどについてご意見を出して頂ければと思います。

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

介護予防・生活支援・社会参加  うきは市の地域包括ケアを考える
「協議の場」づくりのための勉強会
一体感のある福富
~子どもも若者も高齢者も交流できる福富~

全国的に少子高齢化が進む中、うきは市においてもその影響は顕著であり、3人に1人が65歳以上の高齢者という状況です。この現状の中、高齢者の方が最期まで地域において自分らしく生活できるよう「地域包括ケアシステム」の構築が全国の市町村で進められています。

うきは市では、これまでの支えあいの仕組みや活動を活かしながら、地域の中で具体的な活動や仕組み、行政施策にしていくという「まちづくり」の視点で地域包括ケアシステムを進めていきたいと考えております。

本勉強会では、うきは市の現状について再確認していただくとともに、地域にお住まいの方や関係機関・団体(福祉施設や医療機関、企業の方など)が、日頃感じている地域の課題やいいところ(強み)、「10年後15年後にどんな地域でありたいか」等、皆さんの声や思いを聞かせていただく場にしたいと思っています。

どなたでも参加できます!ご近所お誘いあわせの上、ふるってご参加ください!

≪勉強会日程≫

※全日程19:00~21:00 に行います。
※どなたでも参加可能です。

日時 第2回 2/5(火)
「『一体感のある福富』を目指して
~地域の居場所のチカラ~」
第3回 2/19(火)
「福富地区の移動について考える
~今あるもの・これからのこと~」
第4回 3/5(火)
「まとめのはなし~勉強会のふりかえり~」
場所 福富コミュニティセンター(吉井町福益1609-1)
問合せ先 うきは市役所 保健課 地域包括支援係 電話:0943-75-4105
うきは市社会福祉協議会 吉井事務所 電話:0943-76-3977
  • 共催:うきは市 うきは市社会福祉協議会 福富地区自治協議会