福祉員かわら版

通巻19号:平成18年9月1日発行

猛暑が終わろうとしています。

今年の夏は積乱雲がよくみられ、湿気も多く、ムシムシした暑さが続きました

暑い暑い夏が終わろうとしています。毎年お盆を過ぎると若干緩み始める暑さも、今年に関しては更に暑さが増した様に感じられます。
また夕立も多く、落雷や局地的な大雨による被害も各地で発生しています。

うきは市でも連日夕立が発生し、雷の被害が心配されます。

外出中や野外での仕事中、雷が鳴り出したら、まだ遠いからと言って安心せず、安全な場所に避難し、身を守るように心がけたいものです。

長期入院者お見舞い訪問活動をしてみて

さて、今月は各地での福祉委員活動について紹介していきます。
まずは、御幸校区川原町区の福祉委員さんからのお便りを紹介させて頂きます。

長期入院者お見舞い訪問活動をしてみて 川原町区福祉委員 栗田治美

8月8日、川原町区福祉委員3名と民生委員さんで、長期入院者6名、70歳以上の一人暮らしの方6名のお見舞いと自宅訪問をいたしました。
皆さん「川原町区福祉会からお見舞いにきました」と伝えると「ほう、わざわざありがとうございます」と顔をほころばせて喜んで頂きました。耳納高原病院とひじり園では「誰かわかりますか」と訪ねると、「○○さんやろう」と覚えていて下さる方や「○○さんね」と他の方の名前を言われたりで久しぶりに皆さんに会って楽しい思いを致しました。
寝たきりになられても、その顔を見ればお元気だった頃の姿を思い出し、古里に帰ってきた様な思いです。
又、リハビリに頑張っておられる姿は、私たちに元気を与えて下さいます。
一日も長生きされてほしいと思います。

今回紹介しましたように、福祉委員かわら版では各区の福祉委員さんの活動をご紹介していきたい考えております。
「こんな活動やっています」や「よりあいでこんな事をやってみました」といった事がございましたら社会福祉協議会までご連絡下さい。
また、活動の中で疑問に思ったことや困ったことなどございましたら併せてお寄せ下さい。
皆さんで考えて、よりよい解決法を見つけ出していきたいと思います。

みんなでみんなを見守るという事…

さて、次にうきは市内のある地区で起こった事を記述します。
皆さんは自分の地区の方がもし倒れているのを発見した時にどういった行動をとるでしょうか?
救急車を呼ぶ、助けを周りに求める。沢山の方法があると思います。
この地区では福祉委員さんだけではなく、地域住民皆さんが見守りに加わったのです。その概要をお伝えします。

この話は今年8月うきは市内のある行政区での出来事です。
配食サービスを利用されている一人暮らしの方に連絡が取れないでいる事がわかったのは、その日の12時頃でした。その方は身体が不自由な方でした。
社協からすぐに担当の職員がその方の家に行き、周りを探しました。
いつもなら日中閉まっているはずのないカーテン。静まりかえった家。絶対におかしいと感じた職員は、家の周りで名前を呼んで探しました。
すると、家の中からかすかに声がしたのです。

急いで唯一開いている窓から家の中に入り、倒れている所を発見しました。
意識ははっきりしているものの、約半日以上倒れていたらしく、脱水症状気味でした。自分で何度も起き上がろうとしたらしく、倒れた身体は擦り傷が沢山ついていたようです。

すぐに、救急車を呼び、病院へ搬送、地区の福祉委員さんなど3名が救急車を追いかけて病院へ行きました。
一方、社協の職員が搬送先の病院の確認をするためにこの利用者の家に連絡をすると一人暮らしでだれもいないはずなのに電話に出たのです。
何と電話に出たのは近所の方で、その方以外にも多くの方が何らかの連絡に備えて家で待っていてくれたのです。

病院に追いかけて行った方々が地元に戻り、ご本人が入院になったものの、命に別状がない事を説明した後に皆さんが安心して、留守宅の戸締まりをして解散しました。

今回の事が起きてから、この地域の皆さんは『二度とこのような事を繰り返さないようにしないといけない』という想いが強くなり、道で会った時などに「どのようにしたらいいやろうか」と話をするそうです。
この地域は以前から定期的に声かけをしていたり、特に気にかけている方については家の側を通った際にちょっと寄って挨拶をしたりしていたそうです。

しかし、今回カーテンが閉まり、いつもと様子が違う事を感じながらも、嫁いだ娘さんと外出しているのだろうと思い込んでしまい、気付くのに遅れてしまった事に皆さん大変後悔されていました。

また、福祉委員さんも今回の事を受けて、『どんなに細かいことでも、みんなが注意して気に掛ける事が、高齢者、特に一人暮らしの方に関しては重要だ』という話をして下さいました。

インタビューを終えて…

今回この一連の話を福祉委員さんに伺った際に、「失礼ですが、このようなことが又続くと迷惑なので、帰ってこないで施設に入ってもらった方がいいのに…と思ったりしませんか?」と、失礼な質問をしてみました。すると、『今回、このような悲しいケースが起こってしまったが、ここに住んでいる人は誰もそんな事を考えもしないよ。絶対にそれはないよ。我が家が一番いいのが当たり前の事やろ。』と逆に地域全体の繋がりの強さと優しさを感じ取る事ができました。

今回インタビューしたのは見守り・声かけ活動についてでしたが、この地区ではよりあいに関しても福祉委員さんや民生委員さんだけではなく、地区の多くの皆さんが出席し、「みんなが福祉委員」というような気持ちを持って生活をされています。

だからこそ、今回の様に問題後の対策まで日常の会話に出てくるのではないかと感じました。

今後、うきは市でも一人暮らしの高齢者が一層増えていくことは明らかです。
皆さんの地区でも、もう一度改めて、声かけや見守りについて考えてみてはいかがでしょうか。

今月のうきは市写真館♪

今月の写真館は今年5月と現在のつづら棚田です。
残暑を通り越して、稲穂達は元気に成長していました。
取材日は観光客が来ており、カメラで棚田の風景を撮影していました。
今月19日から彼岸花祭りが開催されます。