福祉員かわら版

通巻73号:平成23年3月1日発行

小さな命を守る為、地域で何かできるかな?

「こうのとりのゆりかご」という言葉が、ちょうど3年程前に連日、ニュースや新聞を賑わせていたのを覚えていますか?

イラスト:コウノトリ2007年5月、熊本県の慈恵病院が、何らかの理由で育てることができない赤ちゃんを預かるという設備(こうのとりのゆりかご)を設置し、捨て子を増進させるのではないか又は捨てられる子どもを守れるので良い等、様々な議論が巻き起こりました。

そんな慈恵病院の蓮田太二院長が、月刊福祉という雑誌の2010年12月号にてインタビューに答えている記事が載っていました。

設置当初は、年間に1人か2人くらいだろうと思っていたが、実際には、2007年度は17人、2008年は25人の預け入れがあったそうです。
なぜ赤ちゃんを預けることになったのか・・・経済的な問題や若年の妊娠、相手の意向を得られない、あるいは子どもを授かったが結婚が出来ないなどといった理由が多いとのことです。
写真このような状況に、蓮田院長は「地域社会との結びつきが弱くなっていますよね。特に都会で暮らしている方は、マンションの隣の部屋に誰が暮らしているのかも知りませんし、親子の絆も弱くなっています。親にも兄弟姉妹にも相談できない、相談する相手がいないということが大きな問題です。」と言われています。

写真この場合、都会と言われていますが、うきは市でもアパート等が増えてきていますし、同じように隣人とは挨拶すら交わすことがないという状況はあると思います。
また、児童虐待が増えている現状について、なぜこうした状況に陥っていると考えますか?という質問に対し、蓮田院長は次のように答えています。「ひとつは親が子どもをしっかり愛情を込めて育てていないという問題があると思います。核家族で、兄弟姉妹も少なく、どういうふうに育てればよいのか分からないというケースが多いです。」「また、日本写真では、戦後、(子ども達を) 社会が育てるという考えが薄くなっているように感じます。」とも語られています。

「社会が育てる」ということは、皆さんはどういうことが考えられると思いますか?
高齢者と子どもの交流から、子どもはいろんなことを学んでいるかもしれません。
ご近所にいる核家族(親と子だけの世帯)の中には、日中はご主人が仕事で、一人で育児をして悩んでいることがあるかもしれません。

「よその子のことは、関係ない。」果たしてそうでしょうか。その子達は、将来、私たちを支えてくれる力になります。地域で子どもを育てていくことを考えてみませんか?


福祉用具無料貸出

イラスト:ベッドうきは市社協では、市内で在宅で介護が必要になっておられる方々を支援するために、ベットやポータブルトイレなどの福祉用具を無料で貸し出しをしています。

主に次のような場合に貸し出しております。
イラスト:車いす①介護保険制度を利用しているが、利用限度額を超えていて、自費にて福祉用具を借用するのが困難な場合
②要支援1・2又は要介護1の認定を受けベット等貸与の対象者ではないが、ベット等が必要なので借りたい場合
③病院や施設に入院・入所している家族が、一時退院やお盆等で帰って来る時④家族で旅行をしたいが、移動に不安があるので車いすを借りたい時など。
以上の様な場合に、貸し出しを受け付けています。

イラスト:歩行器どのような福祉用具の場合も貸出期限は3ヶ月となっておりますが、延長しても使用することができます。(要連絡)
ただし、貸し出している福祉用具は、市民の皆様から寄付で頂いたものですので、数に限りがあります。

また、よく借りられる福祉用具は「車いす」なのですが、多くの方が車いすの正しい使い方をご存じありません。無理に閉じた車いすを開こうとされたり、手を挟みそうになったり・・・。もちろん、貸出の際に使用方法をお教えしておりますが、学んでおけば、いざという時に役立ちます。下記の通り、車いす講座を開きます。 この機会に、正しい車いすの使用方法を学んでみませんか?


車いす体験講座 開催します!!

日時 平成23年3月11日(金) 13:30~15:30
内容 車いすの介助方法の実技、車いす体験など
講師 日本赤十字社福岡県支部講師
場所 総合福祉センター 大会議室
参加費 無料
募集定員 20名(先着順)
申し込み〆切日 3/7(月)まで(ただし、定員に達し次第、締め切ります)
対象者 うきは市内にお住まいの方なら、どなたでも参加できます。
申し込み先 うきは市ボランティアセンター/うきは市社協
TEL:0943-76-3977
▲写真:昨年度の車いす体験の様子