福祉員かわら版

通巻76号:平成23年6月1日発行

地域で「お困りごと」を抱えた人はいませんか?

下記の記事は、月刊福祉6月号に掲載されたものです。

(執筆:松下東子 野村総合研究所サービス事業コンサルティング部主任コンサルタント)

「ネグレクト」という言葉を覚えていますか?昨年、悲しくも児童虐待が起き、育児を放棄(ネグレクト)する現状が浮き彫りにされました。その時に、この言葉を知った方も多いと思います。

今回は、そのネグレクトの中でも、自らを放任してしまっている「セルフネグレクト」についての記事をご紹介します。

ご近所の方などで、思い当たるような人はいませんか?その人は、自分でも分からないうちに認知症となり、一人での生活が困難になっている人ではないでしょうか。もしそうなら、「助けて」と自分でも言えないくらい判断がつきにくくなっている人かもしれません。「このゴミどうしたの?」と尋ねると「いつ捨てたら良いのか分からない」と言った返答がくるかも。ちょっとゴミ捨ての日に、声を掛けてあげると、ゴミを捨てに行けるかもしれない。

また、記事にもあるように、その人が、自らの意思で、周りとの関係を絶ち、不衛生な環境でも生活している人ならどうでしょう。ゴミ屋敷に限らず、地域で孤立している人を想像してみてください。

皆さんなら、地域にそのような人がいたらどうされますか?「あの人は何を言っても同じだから」とそのままでしょうか?

そのように、他者との交流を避けるようになるには、理由があったのではないでしょうか。
しかし、簡単には、その人を変えることは難しく、信頼関係の構築が大事になってきます。かなり時間を掛けていく必要があるし、ただ見守っていくしかない場合もあるかと思います。

社協では、このような「お困りごと」を抱えた方の情報を教えていただきたいと思っています。その人にとって何かできることがないか、地域の方と一緒になって考えていきたいと思います。


在宅介護者の会「コスモスの会」を紹介してください。

今の高齢者の皆さんは、とってもお元気で、仕事をされていたり、ボランティア活動に専念されていたり、お孫さんのお世話をしたりとパワフルです。 しかし、一方で、病気や認知症により、家族や地域、福祉サービスの支援を必要とされる方々がいます。そのような方を在宅で介護している家族のために、在宅介護者の会(通称:コスモスの会)があります。

在宅で介護をされている方々の中には、介護が生活の中心となり、悩みを一人で抱えている人がいます。

コスモスの会は、その様な方々が、一時でも自分のリフレッシュの時間や介護の悩みを話せるような時間を持てるように発足された会です。
会員さんは、皆さん、現役で介護をされている方々です。

今回は、会員さんより『飲み込みが悪いので、料理を刻んでいる。ご飯もおかゆよ。』と言った話がありましたので、左記のような「料理教室」を開催することになりました。調理後には、参加者同士で話をしながら、試食を行います。
ぜひ、地域で在宅介護をしている方に、「コスモスの会知ってる?」と、声を掛けてください。

▲写真:昨年度の「料理教室」の様子

きっと「介護で忙しく。そんな時間がない」という答えが返ってくると思います。
時間には、遅れても早く帰られてもかまいません。「ちょっとだけ」でもかまいませんので、参加して頂けたらと思います。

在宅介護者の会(コスモスの会)「介護料理教室」開催します!!

日時 平成23年7月12日(火) 9:30~12:30
場所 男女共同参画センター だんだん 調理室
(【旧】働く女性の家)
内容 おいしく簡単にできるおかゆの作り方と嚥下機能の低下した方でも食べやすい料理
講師 栄養士 家永景子先生
対象者 うきは市内で、在宅で高齢者や障害者等の介護しているご家族の方
参加費 無料
持ってくるもの エプロン、三角巾
募集定員 25名(先着順)
申し込み
〆切日
7月4日(月)
但し、定員になり次第、締め切ります。
申し込み先 うきは市社会福祉協議会
吉井事務所:0943-76-3977 浮羽事務所:0943-77-8351