福祉員かわら版

通巻161号:平成30年12月1日発行

今年も残すところ、あとわずか…

今年も残すところ、あと1ヶ月となりました。新しい年に向け、街は少しずつ慌ただしくなってきているように感じます。

来年の途中まで、平成は続くわけですが、年間を通しての「平成」は今年が最後です。「平成最後の○○」という言葉が様々なところで使われています。

平成の時代を振り返ると…

さて、平成の時代をふり返ってみると変わったものと変わらずにいるものがあるように感じます。

年号が変わった平成元年には消費税が導入され、当時3%だった消費税は現在8%に、来年の10月からは10%になる予定です。

また、福祉に関することを見てみると、平成12年には介護保険制度が導入され、それまでの、措置制度(行政がサービスの内容や利用を決定するため、利用したい方や家族の意向が尊重されにくかった。)から、サービスを必要とする方とサービスを提供する事業所との契約に変わり、利用したいサービスをご自身やそのご家族の方が選択できるようになりました。

この方法は障がい者関係のサービス等にも導入され、サービスを利用される方が自己決定できる画期的なものとなりました。

そのほかにも子ども達や様々な理由で生活に窮する方を支援する制度など、福祉制度はこの30年の間に充実し、色々なサービスが利用できるようになりました。

しかし、それらは「使いたい」と意思表示をしなければ使えず、残念なことに、「使いたい」と言えない方・サービスを知らない方のもとには届くことはありません。SOSを出せずに、体調を崩されたり、最悪の場合亡くなられるというニュースも年を追うごとに、目にする機会が増えているように感じます。生活上の問題すべてを制度だけでは解決できないという現状もあります。このことは福祉に限ったことではありません。

絆の大切さと孤独の増加?

災害の多い時代でもあった平成。平成7年の阪神淡路大震災を始め、全国各地で地震、豪雨、台風など様々な災害が発生しました。その度、人の力・助け合いの重要性を再認識する場面が多くありました。

2011年の東日本大震災。地震及び津波により甚大な被害をもたらしました。

その年の漢字は「絆」。国内外を問わずにたくさんの方の助け合い、絆の大切さを感じたというのが選ばれた理由でもありました。

しかし、「絆」は、歴史を振り返ると地域の皆さんの生活の中や地域の営みの中で当たり前のようにあったもので、それを「絆」とは呼んでいなかったようにも思います。「絆」が大事と言うのは、見方を変えれば、絆やつながりがなくなってきていることへの警鐘なのかもしれません。

絆が弱まる一方で、増えてくるのが孤独。「一人がいい。」「一人が楽。」と思われる方もいらっしゃいますが、誰かと繋がりたいけど繋がれない、周りに話し相手や相談できる人がいない。コミュニケーションが苦手。など様々な理由で孤独を感じられる方がいらっしゃるのも現状です。

これは高齢者に限ったことではなく、若い世代でも同じことが言えるように思います。

今年、イギリスでは、国民の孤独対策のため、孤独担当大臣が新設されたそうです。福祉団体等が調査した結果によると、年齢や性別に関わらず、何らかの理由で孤独を感じており、孤独が要因となっている国家損失が約5兆円あるとの結果が出ており、孤独が社会問題にもなっているとのことです。
また、孤独が人の身体的・精神的健康を損なうとして、肥満や喫煙よりも有害であるという調査結果も出ております。

あと数か月で新しい年号となりますが、時代や社会状況が変化したり、制度が充実しても、ご家族や地域、ご近所の方、友人など、普段の生活の様子を知っているからこそ、いつもとの違いや変化に「気づくことが出来る・気になる」。という地域の見守りの重要性や意義は変わらないように思います。
「あの人困っているんじゃないかな?」「社協や市役所に相談してみようかな?」「こんなこと地域で出来るんじゃないかな?」と気に掛けていただく身近な存在や、地域での福祉活動・つながりづくりは変わらずに重要ですし、今後ますますその重要性は高まってくるように感じます。

地域の皆さんにお願いする事ばかりで大変恐縮ではございますが、社会福祉協議会としても今後も地域の皆様と一緒に、地域の見守りや活動をサポートさせていただきたいと思っております。来年もよろしくお願い致します。

年頭たすけあい献血にご協力をお願いいたします。

今年度も年始の1月3日~5日にかけて、下記の日程で地区ごとに献血を行います。

善意によりいただいた血液は、各種検査を受けた後に血液製剤として、患者さんに届けられています。

医療機関から要請される血液製剤の90%は400mL 献血で採血された血液だそうです。「なぜ、年始の忙しい時期に献血をするのか?」とのご意見を頂きますが、冬場から春先にかけては、ご協力いただける方が風邪などで減少します。また、年始は企業の多くが長期の休みということもあり、協力者の確保が厳しいためです。

また、血液製剤には有効期間が定められており、最も多く使用されている全血製剤でも21 日間となっていますが、ガンの治療等で輸血を必要とする人は、途切れることなく血液を必要としています。

うきは市の皆さんにはご負担をおかけしますが、若い世代の方にもお声掛けいただき、皆さんでご参加ください。

日 程 会 場 受付時間
平成31年
1/3(木)
山春コミュニティセンター『山春みんな館』 10:00~15:00
福富コミュニティセンター
大石コミュニティセンター
新川コミュニティセンター 10:00~11:30
田篭コミュニティセンター 13:30~15:30
尼ヶ瀬公民館〈妹川〉
1/4(金) うきは市役所〈千年・吉井・江南〉 10:00~16:00
うきは市民ホール〈御幸〉 10:00~15:00
小塩コミュニティセンター『ほたるの里会館』 13:30~15:30
1/5(土) うきは市文化会館『白壁ホール』 10:00~16:00
うきは市民ホール 10:00~15:00
  • の付いている会場では、12時~13時までお昼休みのため、献血の受付ができません。
  • どの会場でも参加できます。