福祉員かわら版

通巻179号:令和2年8月1日発行

記録的な豪雨災害が今年も発生しました

先月は、記録的な大雨により、熊本県南部を中心に九州各地で甚大な被害が発生しました。

うきは市でも一部地域で土砂崩れや浸水等の被害がありました。

九州における豪雨災害は、朝倉市・東峰村が被害を受けた平成29年九州北部豪雨から4年も続いています。

これから台風の発生する頻度が高くなる時期となり、今後も災害の発生が心配されます。

そこで、今回は、災害に備えて地域でできることについて取り上げます。

災害ボランティアセンターとは?

災害が起こった際、市町村からの要請により立ち上がるのが災害ボランティアセンターです。

テレビ等で取り上げられたことから、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

写真:平成24年九州北部豪雨で被災したお宅の災害ボランティア活動。
7/17~8/3の間で、518名のボランティアがうきは市で活動されました。

災害ボランティアセンターは、被災された方の「こんなことをボランティアの方に手伝ってもらいたい。」という声とボランティアの「被災された方のためになにか活動したい!」という声をつなぐため、被災された方の生活再建のお手伝いをする役割を担い、被災地の社会福祉協議会が開設・運営しています。

うきは市では平成24年九州北部豪雨の際に災害ボランティアセンターを立ち上げ、運営を行いました。

被災地の社協は、通常の業務を行いながら、災害ボランティアセンターを運営していくため、他市町村の社協等から応援を受けながら、運営しています。

本会でも、災害で被災した社協へ職員を派遣しており、昨年は、令和元年九州豪雨の被害を受けた佐賀県武雄市に職員を派遣しました。

被災された方から実際に聞いたお話

被災地の社協へ応援に行き、現地の方と話をする中で、次のような話を伺いました。

「いつもの雨の様子と違うと感じたので、近所の高齢者が心配で声をかけ、一緒に避難した。
雨が収まり、帰ってみると住んでいた地域が土砂の被害に遭っていた。
あの時、声をかけて避難していなかったら、あの人はもしかしたら、命を落としていたかもしれない。
雨の様子を見て、あの人は避難してるだろうかと気になったから、声をかけることができたのではないだろうか。
そう考えると、普段の関わりは、災害時において、とても大切だと感じた。」

皆さんが災害時に心配だと思われる方は、すでにその方のことを知っていたり、顔見知りであるからこそ、気づくことができるのではないでしょうか。

災害時に関わらず、普段の生活でも、相手の顔色や様子の変化に気づくことができるのは、すでに相手のことを知っているからだと思います。

地域でどのような方を見守るのか把握しておくことは、災害時の避難にも役立ちます。

地域の受援力

皆さんは、「受援力」という言葉はご存じでしょうか。

内閣府が作成したパンフレット『地域の「受援力」を高めるために』では、ボランティアを地域で受け入れる環境・知恵などのことを「受援力」(支援を受ける力)と言っています。

地域の受援力が高いと、地域外のボランティアの力をうまく引き出すことができ、被災地の復興を早める等、地域防災力を高めることにつながります。

受援力は地域の防災力を高めるキーワードとして使われていますが、普段の生活の中にも、関連してくる言葉です。

例えば、「困った時は誰かに相談する」「手伝ってほしいと言える」等、誰かを頼ったり、お願いできることは、受援力があると言えます。

そのようなことができる相手というのは、普段から付き合いがある方で、日頃の関わりの中から、お願い事や心配事を話されるのではないかと思います。

現在、コロナ禍により、地域全体で集まって、顔を合わせることが難しい状況となっています。

このような状況だからこそ、道端で会ったらあいさつや世間話をするような、普段の付き合いは、非常時においても、重要な役割を果たしているのではないでしょうか。

コロナ禍で日々、状況が変化していますが、感染予防対策を取られた上で、できる範囲での見守りを引き続き、お願いいたします。

ポスティングカードについて

社会福祉協議会では、声かけ訪問時に相手の方とお会いできなかった際に活用できる「ポスティングカード」を用意しています。

ポストに入れておくことで、相手にメッセージを届けることができます。

ポスティングカードは、社会福祉協議会の吉井事務所・浮羽事務所で準備しています。

実物(A6サイズ)を縮小したものを右に掲載しております。

ご希望の方はお尋ねください。

うきは市社会福祉協議会
吉井事務所 電話 0943-76-3977
浮羽事務所 電話 0943-77-8351