社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

8 令和2年8月17日発行

不登校・ひきこもりのページ

家族会からの報告

この度の大雨で被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。

さて、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために中止していた、不登校・ひきこもり親の会は6月から再開しています。

7月の家族会もいつものように、自己紹介と近況報告の後、近況報告の中から参加者全員が共感したテーマを掘り下げました。

その際のテーマは、「困ったことへの対応」でした。

家族会では、困った状態、事実を把握できていない状態、自分の思い通りになっていない状態と考える方が多かったため、この状態から話はスタートします。

参加者のAさんが提供した具体的な事例です。

【Bさんにこれをやってほしいとお願いしたが、Bさんは期待していた成果を出せなかった。これに対してどのような声をかけたらいいかわからず、困っている。】

このとき、Bさんができなかったことに対して、Aさんは「なぜ」「どうして」と声をかけたそうです。

するとBさんは泣きだしてしまったそうです。

参加者で話を深めていくと、「なぜ」「どうして」という、原因をBさんに求めるような言葉に対しては、言い訳しか返ってこないという意見が出ました。

そして、Aさんは「なぜ」「どうして」と言葉をかけたのは、Bさんの出した成果が、Aさんの思い通りにならなかったからだと気づきました。

そして、他の参加者からもアドバイスを受け、今後は「どういう方法でしたの?」「今後どうしたらいいの?」と、前向きな言葉かけをやってみるそうです。

前向きな言葉かけをすると言うのは、日常生活の中でよく耳にしますが、具体的にどういう言葉が前向きな言葉なのか、自分だけで考えることは難しい時もありませんか。

様々な立場にある方が集まって、一つのことについて知恵を出していく家族会は、不登校・ひきこもりに対する内容を超えて、子どもとの向き合い方を含めた、人間関係についても考えることが出来る場にもなっています。

今後も、毎月第3水曜日に開催する予定ですので、不登校・ひきこもりの状態ではない方でも、子どもたちとの向き合い方に悩んでいる方はどうぞお気軽にご参加ください。
※8月の家族会は、コロナウイルスの影響により、中止となりました。

不登校・ひきこもり相談・交流スペース

Switch ~Since 2012~

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家にひきこもり気味の方や学校や適応指導教室に行けないお子さんで家以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからの事話してみませんか?

場所 うきは市総合福祉センター 1階
相談・交流スペース
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。
個別に話を伺い、参加までの流れをお話します。

◆ひきこもり相談支援員

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権藤 俊介(ごんどう しゅんすけ)
森山 明子(もりやま あきこ)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996
メールでのご相談は
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
受付時間 平日8:30~17:15

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月1回家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日 時 第3水曜日(9/16) 19:00~
会 場 うきは市総合福祉センター1階 相談・交流スペース
費 用 無料
内 容 長阿彌幹生(ちょうあみみきお)先生を迎えて、参加者同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。