福祉員かわら版

通巻190号:令和2年12月15日発行

うきは市第1層協議の場

11月5日(木)、御幸コミュニティーセンターにて、うきは市第1層協議の場が開催されました。

今回はこれまでの各地域の協議の場等でも意見として挙がっていた課題である「移動手段」のうち、「買い物」を支える社会資源である「移動販売」をテーマとし、市内で移動販売を行う3つの企業の方よりそれぞれの移動販売の概要や、移動販売を通して感じる地域の課題や利用者の状況などについてお話いただきました。

写真:※平成26年より移動販売を行っているサンピットバリュー【主に浮羽町域を範囲(写真左)】、今年6月より開始したセブンイレブンうきはバイパス店【市内全域を範囲(写真中央)】、今年10月より開始した『とくし丸』【主に吉井町域を範囲(写真右)】の3社。
この3社の移動販売により、市内全ての地域にいずれかの移動販売が停車するという状況をつくることが可能となりました。

その中では・・・。移動販売時に利用者の体の不調に気づき、救急車を呼んだという事例や移動販売の停車場所が買い物後のおしゃべり等の居場所活動になっていたり、買い物という行為自体が介護予防・認知症予防・見守り・食育にもつながっているというお話もあり、移動販売が単なる買い物支援だけなく、様々な要素を含んでいるというお話がありました。

また、第1層地域支え合い推進員より、地域の皆さんと企業とが一緒になって準備を行い、移動販売が来るようになった他市の事例についても報告させていただきました。

その後、地域の中で「買い物を手伝ってほしい」という声と移動販売をつなげるために・・。

①「それぞれの地域で『買い物を手伝ってほしい』という声と移動販売をつなぐためにどのような方法で状況把握ができるか。」
②「移動販売が皆さんの地域に来るとしたら地域でどんなお手伝い・協力ができそうか。」について話し合いました。

写真:移動販売について話し合いをし、たくさんの意見が出されました!

また、企業の方には地域の中で移動販売を利用している方が、地域の方の協力があれば助かること、更なる展開(集客アップも含む)につながること、そのために地域にお願いしたいことについて話し合いました。

地域の皆さんからの意見では、地域の中ですでに行われている活動や情報共有の場を活用し、状況把握が可能であるという意見が挙がり、また、地域の中で可能な手伝いについても、地域の活動と移動販売のマッチングや移動販売車が停車する場所の提供。お試し会や会合等での情報提供の場の仲介などは可能であるという意見が挙がりました。

これらの意見については、移動販売を行う企業の方が、地域の皆さんに協力をお願いしたい事と重なる部分が多く、お互いの出来ること・お願いしたいことをつなぎ合わせていけば、さらにより良いものになっていくかと思います。

 

買い物を支えるための社会資源である移動販売。

たくさんの要素・効果があるという事を再認識した今回の協議の場でしたが、地域の皆さんから出た意見にもあったように、「知る」ということが協働するためのスタートなのかもしれません。

その点では、今回の協議の場は地域の皆さんと地域にある社会資源とをつなぐキッカケづくりの場となったのかと思います。

今回の内容については各地域に持ち帰っていただき、協議・検討をすすめていただくことになりましたが、さっそく地域の中では、移動販売の停車曜日等の見直しを行い、移動販売の調整を行ったという事例も出てきており、地域の皆さんだけでなく、地域にかかわる企業などの社会資源との結びつきも少しずつ進んできています。

※今回の第1層協議の場は、新型コロナウイルス感染予防のため参加者制限感染防止策をとったうえで、市内全域より参加できるよう人数調整を行い、実施されました。