福祉員かわら版

通巻192号:令和3年2月15日発行

のばそう!健康寿命、担おう!地域づくりを
~老人クラブだより~

あなたも一緒に健康寿命をめざしませんか。

健康寿命は、みんなの願いです。

ここで紹介する「日本老年学的評価研究」の六つの研究データの分析から、老人クラブの仲間づくりが、『健康寿命』にプラスの影響を与える可能性が大きいことが分かりました。

【秘訣1】人の交流が多いと健康にプラス(人と会う機会が自然と増える)

あなたは人とどのくらいの頻度で交流していますか?週一回より少ないと健康に影響がでる可能性が高くなる結果がでています。

【秘訣2】運動は仲間とすると健康にプラス(みんなでスポーツや体操を実施)

運動をするときは、グループに参加して実施した方が、要介護状態になりにくいという結果がでています。一人での運動より、クラブで仲間と共にすることで、副次的効果が得られます。

【秘訣3】サロンへの参加は健康にプラス(集いと活動の場)

サロンに参加して身体や頭を動かして刺激ある環境にあって、さらに仲間と共に過ごす時間を持つことで、要介護状態から遠ざかる結果になっています。サロンに限らず、多様な通いの場にも同様な効果が期待できます。

【秘訣4】笑いのある生活が健康にプラス(仲間と一緒の笑いがある)

一人暮らしの高齢者の中には、一日中誰とも会話をせずに過ごす人も少なくありません。テレビを相手に笑うこともできますが、笑いは人との会話や交流の中から生まれることが大事です。『笑う門には福来る』ということわざがあります。笑いが健康にプラスの影響を与えることが分かりました。

【秘訣5】地域組織への参加は健康にプラス(地域の高齢者組織)

クラブや町内会などの地域活動に参加することが、認知症になるリスクを下げることにつながっています。近年、地域での人のつながりが希薄化していると言われ、「孤独死」も社会問題となっています。

【秘訣6】地域での役割を担って長生きしよう(役員・リーダーにも長生きのごほうび)

老人クラブの役員は、通常のメンバーより死亡率が低い結果がでています。組織内で大切な立場につくことで、生きがいや責任感(社会的有用感)が高まったことが原因の一つと考えられます。

六つの秘訣から、高齢者にとって健康で長生きできることほど幸せなことはありません。
これまでの健康は「個人の努力」と考えられてきましたが、仲間と一緒に笑い、語り、交流することで、さらに大きな効果が期待できることにご理解いただけたでしょうか。