社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

10 令和2年10月15日発行

不登校・ひきこもりのページ

ウイルスとひきこもり⑥

コロナと自殺

警察庁は毎月、自殺統計として都道府県別の自殺者数を公表しています。

これによると8月、全国で自殺した人は合わせて1,849人で、去年の同じ時期より240人以上増えたそうです。

国は新型コロナウイルスの感染拡大の影響がないか、分析を進める方針のようです。

自殺の背景には、本人の精神的な問題だけではなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因が連鎖していることが多く、その大半が追い込まれた末の死であり、「誰にでも起こり得る危機」と言われています。

今回のコロナ禍では、今までとは社会の状況が大きく変わりましたが、ご自身の気持ちや周りの状況にも変化があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのため、これまでは気づかなかった、または感じなかった生きづらさを感じるようになったこともあるかもしれません。

加藤前厚生労働大臣は9月10日に「生きづらさを感じている方々へ」と題した緊急のメッセージを発表しました。その一部をご紹介します。

【どうかひとりで悩みを抱え込まずに、まずはご家族やご友人、職場の同僚など、身近な人に相談してください。
もし、身近な人には相談しづらい、あるいは相談できる人が周りにいないというときは、
○生活でお困りの方は、お住まいの自治体の相談窓口に
○生きていることさえつらい、しんどいという方は、「こころの健康相談統一ダイヤル」や「自殺対策のSNS相談」などに
あなたの不安やつらい気持ちを伝えてください。
支えにつながるその一歩を、どうか踏み出してください。】
(厚生労働省ホームページより引用)

悩みの内容を相談することが難しいこともあるかもしれません。

そんな時でも、ご自身が悩んでいる状態であることを相談してみてはいかがでしょうか。

悩んでいる状態が続いた際の、体の不調を軽くする方法を一緒に考えていきませんか。

加藤前厚労大臣のメッセージはこう締めくくられています。
【あなたからの相談を待っています。】

不登校・ひきこもり相談・交流スペース

Switch ~Since 2012~

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家にひきこもり気味の方や学校や適応指導教室に行けないお子さんで家以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからの事話してみませんか?

場所 うきは市総合福祉センター 1階
相談・交流スペース
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。
個別に話を伺い、参加までの流れをお話します。

◆ひきこもり相談支援員

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権藤 俊介(ごんどう しゅんすけ)
森山 明子(もりやま あきこ)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996
メールでのご相談は
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
受付時間 平日8:30~17:15

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月1回家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日 時 10/21, 11/27 19:00~
会 場 うきは市総合福祉センター1階 相談・交流スペース
費 用 無料
内 容 長阿彌幹生(ちょうあみみきお)先生を迎えて、参加者同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。