社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

3 令和4年3月15日発行

不登校・ひきこもりのページ

春の良き日

子どもの頃を振り返ると、いろいろとコンプレックスがありました。

給食を食べるのが遅かったり、かけっこやマラソンが苦手でいやだったり等、自信がないことが多々ありました。

悩んでいるのは自分だけと思い込み、自分で自分を孤独にさせていました。

「象使いは、子象の足かせに強靭な鉄杭を用いる。成長した象は、大きな力があるにも関わらず、木杭でも逃げない。大きな力(可能性)を持っていても、幼い頃のイメージで能力を抑制してしまう。」話の中にあるように、環境によって力を伸ばすことも潰すこともできます。

ふくおか子ども白書2021のアンケート調査(子どものQOLの実態調査)でも明らかになっている通り、子ども達の自尊感情が低い現状が見えています。意識して気を付けたいのは、3つの肯定です。

1つ目は言い回し。「こっちに来て」と「転ばないで来て」と言われた時、「転ぶ」イメージが浮かんでしまうのはどちらでしょう。

2つ目は最初の反応。本人の求める言葉に対し、最初のやり取りが、相手の望むものになっているでしょうか。肯定的な対応でなければ、「否定された」と思い、自力で考える余裕を削ぎ、拒絶を招く恐れがあります。

3つ目は本人の意思・希望を尊重すること。大人が良かれと思っていても、先回りして否定しないことです。

プラス・マイナスに関わらず言葉の力は、身近であるほど大きいものです。

卒業や進学により子どもたちの環境も変わっていきます。

こども達と同じ目線でこれからも応援していきましょう。

参考

ふくおか子ども白書2021
-子どもの声が社会を変える-
別冊子どもの実態調査分析

不登校・ひきこもり相談・交流スペース

Switch ~Since 2012~

イラスト
家にひきこもり気味の方や学校や適応指導教室に行けないお子さんで家以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからの事話してみませんか?

場所 うきは市総合福祉センター 1階
相談・交流スペース
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。
個別に話を伺い、参加までの流れをお話します。

◆ひきこもり相談支援員

イラスト
権藤 俊介(ごんどう しゅんすけ)
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996
メールでのご相談は
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
受付時間 平日8:30~17:15

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月1回家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日 時 3/16,4/20 19:00~21:00
※リモート、集合どちらでもご相談ください
会 場 うきは市総合福祉センター1階 相談・交流スペース
費 用 無料
内 容 長阿彌幹生(ちょうあみみきお)先生を迎えて、参加者同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。