社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

4 令和4年4月15日発行

不登校・ひきこもりのページ

誰もが「一人じゃない」と思える寄り添いを

不登校・ひきこもり対策相談支援事業が開始され、今年で12年目となります。平成22年の事業開始当時に関わっていた8歳の子が20歳になるわけですから、こうやってみると非常に長い年月を感じます。当時は不登校やひきこもり支援を行う市町村が少ない状況下でしたが、近年、多くの自治体で特色ある取り組みや家族会が立ち上がっており、社会的な関心が高くなってきているのだと改めて感じています。

不登校やひきこもりの状況を抱えたご家族の方からの相談では、ほとんどの方が「まさかうちの子が」「よその話だと思っていた」と話されます。それだけ縁遠い話のように感じていた不登校・ひきこもりという状況が身近になった時に初めて当事者性が生まれ、同時に不安や心配を抱えているように感じます。同様に当事者も、より強い不安等を抱えているのではないでしょうか。

その状況が長く続くと、当事者は誰にも知られたくない・人に触れられたくないという思いを、また家族は、周りからどんな風に思われるだろうという思いが湧き、両者とも「孤立・孤独」へと向かう事が懸念されます。

長年関わり次のステップに進んだ方と先日話をした際、「(相談員や他の当事者と)一緒に過ごしたことで自分の道が開けた。一人じゃないんだと心から思えた」と言葉を頂きました。不登校やひきこもり状況と向き合う時に、「まずは仲良くなる。一人ぼっちにしない」が一番重要なのではないかと思ったワンシーンでした。

この記事を今読まれている方の中にも、実は周りに言えず、苦しんでいる方・ご家族がいらっしゃるかもしれません。悩み事を打ち明けるのは勇気がいる事ではありますが、一人で抱え込まず、ぜひご相談下さい。

不登校・ひきこもり相談・交流スペース

イラスト

家にひきこもり気味の方や学校や適応指導教室に行けないお子さんで家以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからの事話してみませんか?

場所 うきは市総合福祉センター 1階
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。

◆ひきこもり相談支援員

イラスト
相良 照美(さがら てるみ)
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
メールでのご相談は
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
受付時間 平日8:30~17:15

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月1回家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日時 第3水曜日の4/20、5/18 19:00~21:00※リモート、集合どちらでもご相談ください
会場 うきは市総合福祉センター1階 小会議室
費用 無料
内容 長阿彌幹生(ちょうあみみきお)先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。