社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

11 令和4年11月15日発行

災害ボランティア養成講座を行いました

本会では、うきは市が大規模災害の被害に遭っても被災地の復興や被災者の生活再建を円滑に進めていけるよう、平時の災害の備えとして、災害ボランティア養成講座を毎年開催しています。
今回は2日間に分けて開催し、市内の青年団体や社会福祉法人、市民の方が参加されました。

●1日目

10月5日(水)、うきは市総合福祉センターにて、「災害ボランティアとは?」をテーマに座学研修を実施しました。

各地で災害支援をなされている一般社団法人『螢火』代表 岩佐 憲一郎さんを講師に迎え、災害支援の状況を交えながら、災害ボランティアの心得をお話いただきました。
また、福岡県社会福祉協議会 地域福祉部 災害福祉支援センター 藤本博昭さんを講師に迎え、災害ボランティアセンターの概要について説明いただき、本会職員より平成24年九州北部豪雨災害における災害ボランティアセンター設置・運営について報告を行いました。

写真:一般社団法人『螢火』代表 岩佐 憲一郎さん
写真:福岡県社会福祉協議会 地域福祉部 災害福祉支援センター 藤本 博昭さん

●2日目

10月15日(土)、吉井体育センター体育館にて、「水害による浸水家屋の床下活動」をテーマに、一般社団法人『螢火』さんを講師に迎え、講義と実技を実施しました。

浸水した家屋はカビが発生しやすく放置しておくと健康被害や建物の損傷に繋がることがあります。
こうした被害を防ぐために床下の状況を確認し、溜まった水や土砂の撤去、カビの除去や消毒を行うことが必要との話がありました。

写真:参加者に床下活動の作業姿で体験していただきました
講義後、床下での活動手順について説明があり、床下での活動を体験できるキット(表紙写真)を使って、屋内を汚さないための養生の仕方や床板の上げ方、床下での活動等のポイントをご指導いただきました。

参加された方より「事前に学ぶことで災害ボランティアにスムーズに参加できる」「ボランティアの重要性・必要性を認識できた」などの感想がありました。

本会では、うきは市が被災しても円滑に災害支援を進めることができるよう、今後も災害ボランティアの養成を図っていきます。