前年度に引き続き、岩城法律事務所の岩城和代弁護士を講師にお招きし、認知症や障がいなどにより判断能力が不十分な方をサポートする成年後見制度や、相続や遺言などの元気なうちに知っておきたい制度の仕組みについてご講演いただきました。

第1回目のテーマ「老後の安心　成年後見制度について学ぼう」では、事例を交えながら成年後見人の職務や役割について学びました。高齢者を狙ったオレオレ詐欺等の例では、騙しのテクニックや騙されてしまう側の心理についての説明もあり、大変勉強になりました。
第2回目のテーマ「なぜ遺言書が必要なのでしょうか？」では、遺言の種類や遺言を作成する上での注意点について学ぶことができました。また、さまざまな制度が時代と共に変化をしている状況やその変化に応じた備えの必要性についても分かり易く説明していただきました。

講座に参加された方々からは、「体験談を交えたお話が分かりやすかった」、「今回の講座をきっかけにもっと知識を深めたい」との感想が寄せられました。今回の講座で学んだことを是非ともご家族やお知り合いの方等とも共有し、役立てていただけたらと思います。
この講座は近年需要が高まっている「成年後見制度」や「市民後見人」について市民の方に広く周知すると共に、将来起こり得る身近な問題として考える機会になればと思い、毎年開催をしています。

本会では、成年後見制度や福祉サービス利用援助等の権利擁護に関するご相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。