受援力

突然ですが、皆さんは心にゆとりがありますか？

心にゆとりが持てないとイライラし感情が不安定になります。私は家事・育児、仕事、消防団活動、地域の行事など、ありがたい事に多くの方々と関わらせていただいておりますが、子どもが産まれた年は様々なイベント（役）が重なり、年度初めから自分自身に余裕がなくなりきつくなる事がありました。しかし、周りの皆様のおかげで「誰かにお願いをする、任せる」という事が出来、そこからは負担が減った様に感じます。この時感じたのは、誰かが困っていたら誰かが補い支え合える様な体制を作っておく事と、その為には日頃からのコミュニケーションが重要なのだという事でした。

災害時のボランティア活動等から用いられている言葉で「受援力」という言葉があります。これは、支援を受ける側が必要な助けを求める力の事です。有事の際に「助けて」と言える力、その為の日頃からの関係づくりを指します。

保護者の皆様も日々の忙しさに加え、新年度という事から新たな役に付かれる方、子どもが受験生であったり進学等で慌ただしい毎日を送っている方がおられるかと思います。そして、子どもが不登校・引きこもり状態で大きな進展がない方もおられるかもしれません。日々の忙しさや不安など様々な出来事が心の負担となり、ゆとりが持てず自分自身を追い込む事がありますので、きつい時や不安な時は誰かに相談し頼りましょう。可能ならば、誰かに任せても構いません。社会福祉協議会ではいつでも相談を受け付けさせていただいております。あなたが負担に感じている事や悩んでいる事など、一緒に考えていきます。