不登校・引きこもり相談事業より
執着
今年も残すところ1か月を切りましたが、皆さんはどの様な1年だったでしょうか。4月から10月まで開催された大阪・関西万博は連日大盛況で、阪神タイガースがセ・リーグで優勝した事も相まって、今年の大阪は話題に事欠かない印象を受けました。残念ながら私は行けませんでしたが、知人数名が万博のために大阪へ足を運んだと聞き、その盛況ぶりを身近に感じました。政治関係では、史上初めて、女性の内閣総理大臣となった高市早苗総理の新政権が誕生しました。福祉分野でもいくつか政策を掲げており、本当に必要な方が頼る事の出来る福祉の基盤整備をおこなっていただきたいです。
そんな中、平成11年に名古屋で起きた未解決事件が今年、実に26年の年月を経て犯人逮捕へと繋がったニュースがありました。犯人は被害者遺族である男性に対して学生時代から好意を寄せていた様で、一部メディアではその思いが動機の一要因にもなったのではないかと報道されています(11月10日記述)。もしその思いによる犯行であれば、犯人の被害者遺族に対する執着心は凄まじいものです。「執着」とは、ある物事に対して深くとらわれることを指し、執着心はその人の思考や成長を停滞させてしまうおそれがあります。今回の事件も、犯人は結婚してもなお被害者遺族にこだわり続け、犯行に及んでいます。
今回は先日のニュースを一例にあげましたが、執着は、対象に対する思いが強い場合やネガティブな感情に至った場合に現れやすいです。例えば不登校に関しても、不登校生徒の親が「登校」に対して執着してしまうと、子どもの思いは度外視されてしまい、結果的に良い方向には進みづらくなります。もし、執着している物事があるならば、心の距離を取ってみる事から始めてみてはいかがでしょうか。結果、子どものため、そして自分のためになるかもしれません。また、今まで本事業への相談を悩んだ方も、新年の第一歩としてぜひとも連絡をお待ちしています。
不登校・ひきこもり相談・フリースペース

ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!
| 場所 | うきは市総合福祉センター 内 |
|---|---|
| 詳細 | まずは下記番号にご連絡下さい。 |
◆相談員

熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?
| 日時 | 2025/12/17(水)19:00~21:00
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| 会場 | うきは市総合福祉センター1階 小会議室 |
| 費用 | 無料 |
| 内容 | 長阿彌幹生先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。 |