社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

5 令和8年5月1日発行

不登校・引きこもり相談事業より

貧困と不登校

3月10日(火)、フードバンク事業との共催で市民向け講座を開催しました。今回は「子ども達を取り巻く貧困~今を生きる子ども達に出来ることとは~」というテーマで筑紫女学園大学の大西良先生にお話いただきました。講座では、貧困の現状や概念、こども食堂の取り組みや活動することの意味等について詳しくお話いただいたのですが、その中でも印象に残ったのが「貧困の連鎖」に関する内容でした。貧困には絶対的貧困(見える貧困)と相対的貧困(見えにくい貧困)の2つに分けることができ、一見貧困には見えない世帯でも実際は生活に困っている場合があります。日本は相対的貧困率が先進国の中でも高く、理由は「非正規雇用の増加・所得格差・高齢者世帯、ひとり親世帯の増加」など様々ですが、相対的貧困によって、結果的に子どもが不登校になることもある様です。

例えば、部活動をおこなうと多少なりともお金が掛かりますが、部活によっては道具の購入や遠征等で多額の費用が掛かります。そうなると費用面から入部できない子も出てきます。別の事例では、親が仕事で兄弟や祖父母の面倒を見るために自分の時間(学習時間や交友時間)が確保できずヤングケアラーとなり、結果的に不登校となるケースもある様です。同級生が当たり前におこなっていることが出来ず、かつ孤独や負担・制限を強いられるのは学生にとってかなりつらい状況です。

こういった背景がありながら「不登校」という結果にしか目を向けず「甘え」や「怠惰」などの批判的な声を挙げるのは決して良いことではありません。不登校は複雑な要因が絡み合った結果であることが多く、当事者自身も原因を理解していない場合があることから、我々が出来ることは寄り添うこと、制度や社会資源を理解し、当事者や家族に周知することではないかと思います。

うきは市社会福祉協議会では、不登校に関する相談、また生活困窮に係る相談をおこなっています。困りごとがあれば1人で悩まず、お気軽にご相談ください。解決の一助となれば幸いです。

不登校・ひきこもり相談・フリースペース

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ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!

場所 うきは市総合福祉センター 内
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。

◆相談員

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高橋 伸征(たかはし のぶゆき)
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1 
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月第3水曜日に家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日時 2026/5/20(水)19:00~21:00
  • リモート、集合どちらでもご相談ください
会場 うきは市総合福祉センター1階 小会議室
費用 無料
内容 長阿彌(ちょうあみ)幹生(みきお)先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。