社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

福祉委員かわら版

232 令和7年6月2日発行

熱中症に気をつけましょう!

6月に入り、強い日差しや暑さを感じる時期になりました。
これからの時期に、気をつけたいことは熱中症です。

熱中症は、高温多湿な環境下で身体が対応できず、体内に熱がこもった状態を指します。真夏の時期だけでなく、身体が気温の上昇に慣れていない季節の変わり目に発症する場合もあります。
症状としては、めまいや立ちくらみ、大量の発汗等があります。症状が進むと、頭痛や嘔吐、倦怠感、判断力・集中力の低下等が見られ、場合によっては死に至る可能性もあります。
また、高齢者は、暑さや水分不足に対する感覚機能等が低下しているため、注意が必要です。

熱中症にならないためには、日頃から熱中症の予防法を心がけることが大切です。そこで、今回は熱中症予防について紹介します。

○熱中症を防ぐには

熱中症予防として、

●暑さを避ける

外出時には、涼しい服装の着用や、日陰でこまめに休憩をとるようにしましょう。
室内では、扇風機やエアコン等で温度を調節しましょう。

●こまめに水分・塩分補給する

屋外や室内問わず、のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。一緒に塩飴等で塩分を補給することも効果的です。

●日頃の体調管理を心がける

熱中症を防ぐためには、体調管理も重要です。十分な睡眠をとるなど、日頃からの体調管理を心がけましょう。

以上の3つのポイントを心がけることが大切です。

また、もし周りの方で熱中症が疑われる方を見かけた場合は、エアコンが効いている室内等の涼しい場所への避難や、少しずつ水分を補給するなどの応急処置が必要です。

自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、すぐに救急車を呼びましょう。

このような対応をすることで、熱中症の重症化等を防ぐことにつながります。
日頃から気にかけている方とお話する機会がありましたら、熱中症についてもお伝えいただけたらと思います。

福祉小座談会が行われています

新年度から2カ月が経ち、福祉委員より、「どんな人を見守れば良いのだろう」「福祉委員だけでは、地域にどんな人がいるのかわからない」などのご相談を伺うことがあります。

地域の状況を振り返り、見守りのきっかけづくりの方法として、各区で開催している福祉小座談会があります。今回はこの福祉小座談会について紹介します。

○福祉小座談会とは

福祉小座談会とは、皆さんが区の中で、日頃から感じている困っている方・困りごと(福祉課題)を振り返り、皆さんで共有し、解決に向けて、区の役員(区長、分館長、福祉委員、民生委員等)で一緒に話し合うための場です。

写真:令和7年度 安富区小座談会の様子

地域によっては、自治協議会の役員が同席され、話し合いで挙がった意見や課題を、自治協議会の活動にも反映されています。

また、社協の担当職員が同席し、進行の補助等を行います。

細かな福祉課題に触れることもあるため、複数区の合同開催ではなく、各区での開催をお願いしています。

話し合いの内容に応じて、
①近所の方のご協力による支援
②公的制度(福祉サービス)による支援
③福祉活動以外の専門的支援への取り次ぎ・・・等

に分類して、解決方法を検討していきます。

○地域にはたくさんの課題が存在しています

下の図は、これまで福祉小座談会で挙がってきた課題をまとめたものです。ニュース等で目にする内容や初めて見る内容もあるかと思いますが、うきは市内でも、たくさんの課題が存在(潜在)しています。

~私たちのまわりにはたくさんの『課題』が存在します~

特に課題を抱えながら生活している方は…

  • 困っているけれども困っていると言えない
  • 困りごとをどこに相談していいかわからない
  • 相談する人が周りにいない
  • 本人の困りごとが本人以外に起因している
  • 同時に複数の課題を抱えている
  • 本人だけでなく世帯全員が課題を抱えている
  • 本人の「生活習慣」や「当たり前」が課題の要因となっている

…などの状態に陥りやすい傾向があります。

○制度はあるけれど…

このように多様な課題が増えている中で、制度も年々充実し、色々なサービスが利用できるようになりました。

しかし、制度やサービスは、本人等が「使いたい」と意思表示しないと利用することができません。

上記の図の下のように、特に課題を抱えながら生活している方は、「困っていると言えない」「どこに相談していいかわからない」などの状態に陥りやすい傾向があるため、サービスの利用に結びつかない場合もあります。
また、制度だけでは、生活上の課題全てを解決することはできません。
課題を抱えた方への支援や課題の解決につなげるためには、普段から気にかける・見守る身近な存在が大変重要になります。

福祉小座談会では、地域の方の最近の様子や地域との関わりなど、参加した方々と情報を共有し、地域で見守る方に気づく・気にかけていくきっかけづくりを行っています。

ぜひ、開催をよろしくお願いします。

福祉小座談会の開催のご希望やご質問等がございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。

開催時期が重なることがありますので、実施日を複数設定いただけると大変助かります。

うきは市社会福祉協議会

連絡先
吉井事務所(地域係)
電話
0943-76-3977