社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

福祉委員かわら版

240 令和8年2月1日発行

健康寿命とフレイル

近年、全国的に高齢化が進行するとともに、「人生100年時代」と呼ばれるほど、長寿社会になっています。
厚生労働省によると、令和4年における平均寿命は、男性81.1歳、女性87.1歳でした。一方で、健康寿命は男性72.6歳、女性75.5歳となっています。
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。
平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限がある期間であり、健康寿命の延伸とともに、この差を縮小していくことが重要だと考えられています。
健康寿命を伸ばし、住み慣れた地域で、自分らしい生活を続けるために、「フレイル」の予防が注目されています。

今回は、この「フレイル」について取り上げます。

フレイルとは

フレイルとは、虚弱や老衰などを意味する「Frailty(フレイルティ)」が語源となり、加齢による心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下した状態で、健康な状態と要介護状態の中間の時期を言います。

図:健康とフレイルと要介護の位置関係
「高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライン 第3版」(厚生労働省)を加工して作成

フレイルについての認識や、予防の重要性等を国民へ広めるため、一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会を含め4団体が共同し、毎年2月1日を「フレイルの日」として制定し、令和2年に一般社団法人日本記念日協会に認定・登録されました。
フレイルは、加齢に伴う筋力低下や体重減少等の身体的な変化だけでなく、気力の低下やストレスによる精神的な変化、他者と関わる機会の減少といった社会的なものなど、様々な要因が重なることで起こります。
フレイルに陥ると転倒による怪我や病気の発症、要介護状態となるリスクが増加しますが、早期に予防することで改善することもできます。

フレイル予防の3本柱

フレイルの予防には大きく分けて次の3つの柱があります。

①栄養(食事・口腔機能)

健康を維持するためには、特にたんぱく質を摂るよう意識し、バランスよく食事することが大切です。また、噛む力や飲み込む力などもフレイル予防の重要な要素です。

②身体活動(運動)

適度な運動(散歩や筋トレ等)は筋力の維持に不可欠です。また、家事や畑仕事なども身体を動かすため、立派な運動と言えます。

③社会参加(人とのつながり)

趣味、地域での交流、ボランティアなど、人とのつながりがあることは、精神的な健康を保つ上で重要であり、フレイルのリスクを低減する要素です。

社会参加の大切さと見守り

「栄養・身体活動・社会参加」の3つの柱は、フレイルの予防・改善する上で、どれも欠かせない重要な要素ですが、ある研究によると、社会参加に関して次のような報告がなされていました。

「高齢者で同居以外の他者との交流が『毎日頻繁』な人と比べて、『月1回~週1回未満』の人は、1.3~1.4倍その後の要介護状態に至りやすく、『月1回未満』の人はそれらに加えて、1.3倍早期死亡にも至りやすい」
近年の様々な研究から、社会参加は、健康寿命の延伸や介護予防にとても効果的であると考えられてきています。

「買い物や病院などに行くこと」「生きがいや楽しみの場があり参加すること」「ご近所さんとのあいさつや会話などがあること」など、外出や交流する機会といった人とのつながりは、今後も重要であります。
一方で、地域で外出や交流する機会が少ない方がおられ、福祉委員さんや民生委員さん、区長さんなどが見守りや声かけをされているところがあるかと存じます。

見守りや声かけは、その方にとって人とのつながりでもあり、そう考えると、見守りがフレイル予防や改善にもつながっているのかもしれません。
日頃より見守りいただいているかと存じますが、引き続き見守りのほどよろしくお願いいたします。

福祉会研修会のお知らせ

福祉委員さんや民生委員さんより「見守りといってもどこまで踏み込んでいいのだろう」「どう気にかけたらいいのだろう」などの見守りに関する悩みの声をいただくことがあり、見守ることへの難しさも見受けられます。

そこで、地域の見守りのきっかけやポイントについて学び、相手の変化や困りごとなどに気づく力を高め、今後の地域福祉活動に役立てる機会として、福祉会研修会を開催します。

参加費は無料で、ご興味がある方はどなたでも参加いただけます。皆さまの参加をお待ちしております。
※詳細につきましては下記をご覧ください。

令和7年度福祉会研修会

地域の見守りと気にかけるきっかけ

~気づく力を高める~

現在、うきは市では、民生委員児童委員や福祉委員などを中心に地域ての見守り活動を推進いただいています。その中て、「見守りといってもどこまて踏み込んていいのだろう・・・」「接点があまリなく、どう気にかけたらいいのだろう・・・」など、見守りに関する悩みの声をいただくことがあり、見守ることへの難しさも見受けられます。そこで、地域ての見守りのきっかけやポイントについて学び、相手の変化や困りごとなどに気づくカを高め、今後の地域福祉活動に役立てていけるような機会として、以下の通り、研修会を開催します。

日時 令和8年2月8日(水)19時~20時30分
会場 るり色ふるさと館2階研修室4、研修室5
うきは市吉井町983-1
講師
九州大谷短期大学 幼児教育学科
教授 中村秀一さん
参加費 無料
ご興味がある方は、どなたでもご参加いただけます。
申込締切 令和8年2月13日(金)
申込 下記まで申し込みください

問合せ・申込先

うきは市社会福祉協議会 地域福祉課 地域係

電話
0943-76-3977