福祉委員かわら版
241号 令和8年3月1日発行福祉委員の皆さま、ご協力ありがとうございました
今年度も残り一カ月となり、地域の役員交代など、来年度に向けた準備が慌ただしい時期になりました。
今年度は、本会より、338名の方に福祉委員の委嘱をさせていただきました。
今年度で退任される福祉委員さんにおかれましては、これまで福祉委員活動にご尽力とご協力をいただき、誠にありがとうございました。

地域で気にかけている方や、活動内容等について、後任の福祉委員さんに引き継いでいただきますよう、お願いします。
引き継ぐ機会が取れない場合は、担当地域の民生委員さん等と改めて情報共有することも1つの方法です。
引き継ぎ等について悩んでいる方は、本会まで気軽にご相談ください。
また、これまでの活動を通して、知り得たことなど、様々あるかと思います。その中で、プライバシーや個人情報に関わることにつきましては、守秘義務に関わりますので、退任後も守っていただきますよう、お願いします。
併せまして、退任後も、気になる方の見守り等のご協力をいただけたらと思います。

一人でも多くの方が見守りに協力いただくことで、見守る目が増え、それにより地域全体での見守りにつながり、より安全で安心な地域になっていきます。
今後ともご協力のほど、よろしくお願いします。
子どもを取り巻く「貧困」について

貧困というと「家がない」「食べる物がない」などを想像するかもしれませんが、貧困には大きく2つの考え方があります。
1つ目は「絶対的貧困」といい、国や地域の水準に関係なく、生きていく上で必要最低限の衣食住が確保できない状態のことを指します。
2つ目は「相対的貧困」といい、国や地域の生活水準と比較し、大多数よりも貧しい状態のことを指しています。主に先進国でみられ、我が国でも深刻なものとなっています。
相対的貧困は、心や体に影響を与え、健康の維持、教育や交友関係の機会損失につながります。特に子どもへの影響が深刻であり、近年では、相対的貧困による、健やかな成長に必要な生活や教育の機会が確保されていない状態である「子どもの貧困」が注目されています。

例えば、
- 1日の中で栄養バランスのとれた食事が給食しかない。
- 経済的な理由で高校や大学等への進学を諦めている。
- 社会との関わりや体験が乏しく、将来のイメージ像が湧かない。
- 人とのつながりが少なく、社会的に孤立している。 …等
本会では、様々な事情によって生活に困っている世帯の相談をお受けし、課題の整理や解決に向けた支援の他、食料品等の提供などを行っていますが、ご相談いただく方の中には、先述のような「子どもの貧困」に該当するような状況の世帯もいらっしゃいます。
様々な支援や制度は充実してきていますが、本人や家族が「使いたい」と意思表示しなければ使えず、「使いたい」と言えない方や知らない方等には支援が届くことが難しいというのが大きな欠点です。
お困りの方が支援や制度につながるためには、「一度○○に相談してみたら」「代わりに連絡しようか」など、困っている方に寄り添い、社会とつなげる身近な存在が大切です。
また、地域の皆さんで、子どもたちに何ができるかを考えることで、誰もが安心して暮らせるまちづくりにつながっていくのではないかと思います。
本会では、地域で子どもたちにできることは何かを学ぶ機会として、市民公開講座を開催します。
ご参加のほど、よろしくお願いします。