社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

7 令和4年7月15日発行

のばそう!健康寿命、担おう!地域づくりを! ~老人クラブだより~

◆フレイル予防を心掛けましょう

『フレイル』とは、わかりやすく言えば、「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。そのような状態にならないように、自分自身で『フレイル』の進行を抑制し、健康な状態に戻したりすることができます。その『フレイル』予防として、三つの柱(運動・食事・孤独)を紹介します。

第一が『運動』です。何もしないと筋力が衰えて、関節が固くなって転倒しやすくなったりするので、軽い運動に取り組みましょう。例えば、座っている時間や横になっている時間を短くしたり、買い物には自分自身で行く、室内の清掃や片付け、ゴミ出し、風呂掃除、布団の上げ下げ、食事の支度・片付けなど、日常生活の中で体を動かすことを心掛けましょう。

第二は『食事』です。朝昼夕の食事をバランス良く食べて栄養をとり、身体の調子を整えましょう。食べる時は30回は噛み、時間をかけます。早食いの方は、ひと口分口に入れ噛む間に箸を置くと早食いを避けることができます。他にも、歯科でも進められている「あいうべ体操」を一日30回実施することで、お口周りの筋肉を保つことができます。また、毎食後は必ず歯磨きをすることも大切です。

第三は『孤独(ひとりぼっち)』です。孤独を防ぐために、家の中に閉じこもらないよう、一日10分程度外に出たり、社会参加することで、人とのつながり(あいさつ)を心掛けます。しかし、現在はコロナ禍で老人クラブ活動も限られていますが、屋外で活動できるグラウンドゴルフやペタンクなど、自分に合うものを見つけて、少しでも外に出るきっかけを作りましょう。

無理をしない活動で「フレイル」を予防しましょう。