社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

8 令和5年8月1日発行

市内小学校にて福祉体験学習を行いました

社会福祉協議会では、福祉教育の一環として、学校から依頼を受け、 障がいのある方等にゲストティーチャーをお願いしています。また、アイマスク体験や白杖体験・車いす体験の際には、必要な機材の貸出し、体験コースの準備や指導をボランティアの方と共同でお手伝いしています。
今回は千年小学校、大石小学校より依頼があり、福祉体験のお手伝いをさせていただきました。

千年小学校

6月1日(木)、6月8日(木)の2日間、4年生50名を対象に福祉教育の授業が行われました。

写真:池尻さんの生活の様子を撮影した映像を流し、説明いただきました。

1日目は、身体に障がいがあり車いすで生活する池尻さんより、普段の生活のことや、困ったこと等をお話いただきました。その後、体育館で車いす体験を行いました。
2日目は、アイマスク・白杖体験を行い、子どもたちは目が見えないことの大変さを感じつつも、声かけ等のサポートによって安心感を得られることを学びました。

大石小学校

6月21日(水)、6月29日(木)の2日間、4年生13名を対象に福祉教育の授業が行われました。

写真:山下さんより手話を教えていただき、子どもたちと手話で交流しました。

1日目は、池尻さんよりお話をいただき、車いす体験をおこないました。その後、聴覚に障がいがある山下さんより生い立ちや普段の生活等についてお話をいただきました。
2日目は、視覚に障がいがある野上さんに普段使用しているものを紹介され、困っていることもあるが、スマートフォン等の様々なツールが生活の助けとなっていることがわかりました。

今回、千年小学校、大石小学校の福祉体験をお手伝いさせていただく中で、子どもたちが当事者の方々のお話を熱心に聞き、子どもたちの方から声をかけ、交流する姿が印象的でした。
また、子どもたちからは「障がいのある方が工夫をされながら生活をされていたことがわかりました」「困っている人がいたら、声をかけてお手伝いしたい」等といった感想がありました。

社会福祉協議会では、誰もが幸せに暮らせるまちづくりを進めていくため、今後も子どもたちの福祉体験のお手伝いをさせていただき、福祉教育の推進を図っていきます。