不登校・引きこもり相談事業より
体験格差
我が子は今年3歳になり、色々な事に興味を持つ様になりました。その中でも最近は料理に関心を示し、私が炊事場に立つとその様子を眺め、料理ごっこをしたりお皿洗いを真似ています。先日、一緒にホットケーキ作りをおこなったのですが、卵を割る作業や混ぜる作業も「やりたい!」と興味津々で、完成したホットケーキを嬉々として眺め、存分に味わっていました。
近年、体験格差という言葉が注目されています。子どもが学校以外で与えられる体験機会の差を指すのですが、幼少期に体験機会が少ないと物事の興味・意欲・関心が低く、自尊感情の形成や思考、価値観に影響が及びます。体験格差でよく取り上げられる塾や習い事、旅行等は家庭の金銭的事情も大きく影響するため、体験に差が生じる現実は否定できません。一方で、お金を掛けずにおこなえる体験も多く存在します。不登校・ひきこもり当事者家族の会「みつばちの会」でコーディネーターをしていただいている長阿彌幹生先生は「困窮だから体験が乏しいという考えもあるのかもしれないが、人間としての成長とは一体何なのかを考える必要がある。」とお話されています。身の回りのものから学べるもの、生活を豊かにしてくれるものは、お金を掛けなくても多く存在します。うきは市は自然に溢れ、工夫一つで多くの体験が得られる環境ですし、先述した子どもとの料理もひとつの体験です。10月は十五夜やハロウィンがありましたが、季節行事も文化や伝統を学ぶ大切な体験機会になるのではないでしょうか。
現在は何事にもお金が発生する世の中ですが、工夫する事で様々な体験が得られる事ができ、無料体験やイベントなども検索すれば出てきます。子どもと時間を共有する事は個人の成長を促す上でとても重要です。是非、大切な時間として確保していただけたらと思います。
不登校・ひきこもり相談・フリースペース

ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!
| 場所 | うきは市総合福祉センター 内 |
|---|---|
| 詳細 | まずは下記番号にご連絡下さい。 |
◆相談員

熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?
| 日時 | 2025/11/19(水)19:00~21:00
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|---|---|
| 会場 | うきは市総合福祉センター1階 小会議室 |
| 費用 | 無料 |
| 内容 | 長阿彌幹生先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。 |