社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

11 令和7年11月1日発行

山春地区自治協議会

健康福祉部会視察研修会

9月10日(水)、山春地区自治協議会健康福祉部会視察研修会(22名参加)を実施しました。

今回の視察研修会は、『見守り活動と身近な居場所づくり』をテーマに、志免町社会福祉協議会を訪問し、社協の取り組みと、実践者2名の方のお話を聞かせていただきました。

石橋台町内会見守りネットワークプロジェクトリーダーで民生委員児童委員の清水さんは、町や社協の研修会で、自分の住む町内会の高齢化率の高さに衝撃を受けたことがきっかけで、見守り活動の重要性に気づき、取り組み始めたそうです。まず、町内会役員や地域の方と勉強会を開き、地域の課題を理解・共有し、みんなが「自分事」と捉えたことで、見守り活動の組織づくりが進みました。現在では、石橋台に住む高齢者の三分の一が活動の協力員となり、見守り・見守られの関係が続いています。

別府三町内会長の藤田さんは、「地域で何か役に立てることはないか」との思いをきっかけに、町内会の様々な役割を経験しました。『居場所づくり』は、自身の夫の定年退職にあたり、地域デビューの「あとおし」になればと、取り組み始めました。活動の基本は、『藤田さん自身がやってみたいこと』で、麻雀・パン教室・卓球・体操などの居場所ができました。様々な閃きの原動力は、参加者が喜んでくれることが源となるそうで、活き活きとお話しする様子からも、その楽しさが伝わってきました。お話の後、参加者からも沢山質問させていただき、大変有意義な研修となりました。

手作りインスタント味噌汁「味噌玉づくり」も毎週開催。
一週間分つくることで毎日の栄養の助けとなり、参加者同志、試食をしながらおしゃべりもはずむ、楽しい居場所です。